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公立高校で塾に通わずに京都大学に現役合格した話

noteのキャンペーンで指定されているタグに「#受験体験記」というものがあったので、私の受験話を書いてみる。とはいえ、かれこれ10年くらい前の話なので、覚えていないことばかりなのだが。

私は田舎の公立高校(いわゆる自称進学校)に通っていた。塾には通わず、学校の教材と赤本だけを使って勉強して、京都大学(理系)に現役で合格した。最低点+5点くらいという、ギリギリ引っ掛かった感じなのだが。ちなみに、友人に最低点ジャストで合格した人がいる。

個人的に、京都大学に合格するために塾に通う必要は無いと思う。必要な教材は、学校の教科書と、問題集(各教科1冊)と、過去問、英単語帳だけで十分だと思う。アレコレ色んな問題集に手を出すのは愚の骨頂である。中途半端に色々手を付けるのではなく、1冊の問題集をちゃんと理解した方が遥かに良い。

高3の夏休みは1日10時間くらい勉強していた。そのせいで燃え尽きてしまい、勉強時間は激減した。年末年始~センター試験の直前くらいが一番勉強しなかった時期だったと思う。その後、二次試験前もあまりモチベが上がらなかった。結局、運良く合格できたものの、中途半端にしか努力できなかったことは今後の人生で悪影響を及ぼしているように感じる。何事であれ、努力し切る経験は人生において重要だと思う。

自分の入試から10年くらい経つが、最近の入試問題を見たところ問題構成は大きく変わっていないようだ。各教科について、個人的なアドバイスを記そうかと思う。

国語

国語はセンター試験で9割取れる程度に仕上げておけば、現代文はこれ以上勉強する必要は無い。対策したところで点数に直結しにくいので、他の教科に時間を割いた方が良い。古文はしっかり勉強すべきである。文法と単語をしっかり覚えておけば点数を取れる。

数学

数学は暗記ゲーではない、と見せかけて暗記ゲーである。解法を自分で考える必要はあるものの、解法を思いつくためには自分の中に引き出しを増やしておく必要がある。引き出しは教科書の類題や過去問をとにかく解きまくるのが良い。何周もして解法を覚えてしまおう。

英語

京都大学の英語は英語ではなく国語である。長文問題は意味の分からない英単語が頻出するが、ここは「推測力」が求められる。そもそも、大学側も英単語そのもの知識を問いているのではなく、文脈を読む能力を問いているのだ。英訳問題は問題文の日本語を簡単な日本語に訳すのがコツだ。簡単な日本語に直せば、中学英語で十分対応できる。むしろ、中学レベルの平易な英語で答案を作成することを目指すべきである。

物理

中々見ない状況が組まれている問題にビビるかもしれないが、紐解いていくと教科書レベルの問題が組み合わせっているだけだと気づくハズだ。物理も数学と似ており、解法の引き出しを増やすのが重要である。数学と違って、物理は解放を思いつくというより、問題を解体することが求められる。

化学

京都大学の化学は問題の半分が有機分野である。有機分野を完璧にマスターするのが一番コスパが良いと思う。無機分野は1ミリの漏れ無く完璧に暗記しよう。


来年、京都大学を受験する予定の人は私のアドバイスを受け流しつつ、頑張ってほしい。


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