メンタルヘルスとわたし その1
当時の私
今から5年ほど前、とにかく仕事が忙しかった。
36協定は守られてるし、日曜日は休めていたが、平日はほぼ残業、土曜日も大体休日出勤していて、年間の残業時間は部署内でぶっちぎりの700時間オーバーだったと記憶している。
ただ、当時の私はやっと役職が付いたり、いろんなことを任されるようになり仕事自体が楽しかったし、なんと言っても残業代は全部出ていたので、あまり深刻に考えていなかった。
自己肯定感の低さも相まって、「仕事を頼まれる=頼りにされている」と考えていたのも大きかったかもしれない。
それはとつぜんやってきた
ある日、いつものように家を出て会社に向かい、会社の最寄り駅の改札を出たら足が動かなくなった。「あっ、これなんかヤバいやつ…」と思い、近くのベンチに腰掛ける。会社に電話しなきゃ…と思いつつも、何もできないまま始業時間を過ぎてしまったら、上司から電話がかかってきたので休む旨を伝えて帰宅。とりあえずその日は撮りためたビデオなんかを見て過ごす。
そして翌日。目が覚めると同時に気分を確認。大丈夫、普通通りだ。良かった。
そう思いながら支度をし、家を出て駅に向かって自転車をこぎ出して200mくらいのところで、突然動機が激しくなり涙が止まらなくなった。
「あ、これは駄目なやつかも…」と思い、家に引き返し、親に「駄目かもしれん」とだけ伝えて自室へ。
一体どうなるんだろう…。
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