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『ごちゃまぜカメレオン』のマンダラ読書会で見つけた、<自分の芝生に戻れた幸せ>のこと


マンダラ読書会・絵本編とは

毎月一回、Micoto,incが母体のグローバルコミュニティで、マンダラ読書会を開催させていただいています。今年度からは、毎回異なる一冊の絵本を取り上げ、陰陽五行・帝王学の観点から対話を深める会としています。


今月の一冊『ごちゃまぜカメレオン』

この本は、かつて一度手に取ったことのあるもので、カラフルな色と、絵本に施された加工が印象的なものでした。穴が開けられていたり、引っ張ると隠されたコンテンツを見ることができたり、といったしかけ絵本というジャンルがあります。今回のテーマである『ごちゃまぜカメレオン』もページの右端に仕掛けが施されています。辞書でいう「つめ」の部分に、それぞれの動物の絵が小さく描かれ、切り込みによる段差が作られていることにより、視覚的・触覚的にも楽しめる一冊となっています。

マンダラ読書会の成果物

により、視覚的・触覚的にも楽しめる一冊となっています。2023年6月の研究会で作成したマンダラはこちら

シンプルなテーマだからこそ深まる議論

今回は、初心に戻り、まっさらなマンダラに、対話で出てきたキーワードをはめ込むというスタイルでの研究会となりました。途中出てきたキーワードは、参加者がそれぞれ分担をし検索をしてシェアをし合うなど、これまでにない動きも加わり、インタラクティブな場で少しずつ議論を深められました。

作者研究の新たな観点

作者のエリック・カールは、世界的大ヒット絵本『はらぺこあおむし』で知られている絵本作家です。その名前は誰もが聞いたことがあっても、実際に売れっ子になるまでのストーリーは実はあまり知られていないのではないでしょうか。今回の研究会でも、絵本の読解を進めるにつれ、作者の思いや背景について思い至る場面が出てきました。『ごちゃまぜカメレオン』と、初期の作品とを比較してみたいなど、また新たな研究テーマを見つけることもできました。

人生観や倫理観の意見交換

絵本の微細な部分を切り取って、意味付けをしたり捉え直しの対話を行うということは、自然と私たち自身の人生観や倫理観の意見交換につながっていると、特に今回感じました。各自が注目をするパート、その理由を話し合うことで、普段思っていてもなかなか言葉にすることのない思いを言語化する機会につながります。

次回予告

次回は、『ぼくだってとべるんだ』を取り上げ、陰陽五行の読書会を計画しています。こちらは無料のオープンイベントですので、どなたでも気軽にご参加いただければ幸いです。あなたのご参加をお待ちしています。

■開催日■
2023年6月7日(水)
■時間■
20:30~21:30
■申込■
以下のURLよりお申し込み下さい。
https://icturebooks-studies2.peatix.com/view


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