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日本人の貯蓄思考を生んだ歴史

昨今の日本では貯蓄が当たり前であり、老後2千万円問題など、お金にまつわる問題がよく上がります。お金だけが幸せの形ではない、何となく皆が理解していることですが、なかなか拝金主義から逃れることができていないのが現状だと思います。

まずは貯蓄というものが何故生まれたのかが大事になります。そのヒントは第二次世界大戦にあります。

政府の資金調達

日本は第二次世界大戦で国土が焼け野原になり、社会も経済も壊滅状態になりました。そのため、インフラ投資をまた1からスタートしなければなりません。ではその資金はどこから持ってくるのか。
その解決策が「郵便貯金」「生命保険」「銀行預金」という方法でした。 
そんなに、簡単に貯金するの?と疑問に思うでしょうが、当時は「マル優」という制度があり、三百万までは利子が非課税などインセンティブがありました。
ちなみに政府に貯蓄を奨励するための省ができたほどでした。

貯蓄はどれだけ必要か

貯蓄の歴史は上記のとおりです。昔の貯蓄は利子が付き、預けるだけで運用になっていました。
しかし、現在の利子はほぼゼロと言っても過言ではなく、預けといたら何も生まずの状態です。
お金も使わなければただの模様のついた紙切れですからね。
では貯蓄はどれだけ必要なのでしょう。答えは明確に出せるものではありませんが三ヶ月分の生活費があれば充分ではないでしょうか?

仮に危機的状況になった場合(失業など)三ヶ月あればどうにでもなりますし、三ヶ月でどうにもできないなら一年分あろうとどうにもならないと思います。


そもそも論として、本当に最悪な状況ならば、生活保護を受けて再建すれば良いのです。
障害を負ってしまっても、障害者手帳などの保護制度もあるため、近代国家で食べていけないことを考えるのはナンセンスであると言えます。

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