死について考える
「死」と聞くとどこか重々しい感じで、出来るなら避けたい話題である。
けど、今回は敢えて「死」について考えたい。
「死」の中でも自殺とか尊厳死についてである。
(尊厳死の解釈がちがったらごめんなさい)
前もって言っておくと、別に僕自身はそういった気持ちにもなったことは無いし、身近な人でそうなった人は居ないので、あくまで自分の想像で考えていることは把握して欲しい。
では考えていく。
自殺と聞くとみんなのイメージはどうだろうか。
良いイメージを持つことは少ないだろう。飛び込み自殺とか首吊り自殺とかのニュースを見ると、
コメント欄には
「相談する人はいなかったのか」
「死ぬことは無いのに」
「生きていればいい事はあるよ」
というように、生きることが大事であり、死ぬことは良くないという風潮が見られがちである。
では、尊厳死について。
最近のニュースで言えば、ALSの患者が2人の医師にお願いして殺された(殺してもらった)事件が記憶に新しい。
このニュースのコメント欄には、
「生きる権利があるなら死ぬ権利もあっていい」
「無理に生きる必要は無い」
というように、死を肯定するかのような意見が多かったように思う。
僕も、この事件を見た時は、尊厳死はあっていいと思うし、死ぬ権利もあっていいのではないかと思っていた。
しかしである。もしそうならば、自殺も肯定されるべきなのでは、という考えに至った。
ところが、世間では自殺はやめようとか苦しくなったら相談しようという言葉で溢れている。
こういう風に話すと、おそらく反論が出てくるだろう。
「いやいや、自殺は他人に迷惑かかってるからいけないんだよ」
「尊厳死は、障害とかで本当に生きるのが辛い人に対してしか行われないんだよ」
というように。
おそらくそういう意見はある意味で正解だと思う。
というかそもそもこの2つを一緒に考えている時点で僕の考えは、間違っているのかもしれない。
けれど、自ら死を選んでいるという点で考えた時、この2つは同じなのではと思うのである。
自殺と尊厳死。これからも否定や肯定の様々な意見が出てくるだろう。
僕としては、死ぬことなくこの世の中で生きる生きがいを見いだせられるような支援が一番いいのではないかと思う。
世の中の今後の動きに注目したい。
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