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やりたいことの順番

これまでの仕事で悩んできたこと
・自分が売りたいもの
・顧客が求めるもの

どちらを優先すべき?という問題

これまでやってきたリフォーム事業で考えたことで多いものは
・デザイン力が私たちの強み
・お洒落なホームページにしたい
・高価格設定じゃないと利益が出にくい

自分たち(売り手)主体の価値提供という設定

実際、我々の商売相手となる地域顧客とはどんなものか
・生活するに便利なもの
・長持ちする良いもの
・何かあった時にすぐに相談できる身近な立場

抽象的に、メタ思考で考えると、かなり乖離がある

では商売は売りたいものを売った方が幸福になるのか

それは自己満足にしかならない
趣味の領域の話となる

地方の田舎の、この町で求められるのは都会的なサービスではない

そこを間違えてしまっていたのだろう

①我々のターゲットとする顧客は何を求めているのか
②その顧客と提供するサービスの交わる部分が強みの部分
③その交差点をどれだけ渋谷スクランブル交差点のようにできるか

具体的に
ターゲットとする人口は約10万世帯/地域
年間訪問(来店orHP問合せ)していただける人口割合1%=1000人
月換算83人→契約率30%→25人
月平均単価50万円
50万円×25人=売上1250万円
粗利益27%→337万円
経常利益10%→33万円
1人で経営してください。という内容

ここで自分たちがやりたいことを突き詰めると
顧客単価は上がるが、顧客数が極端に減る
エリアを広げるというサービスでは無い為
ネット販売などは非常に相性が悪い

そう考えると顧客に選ばれるもの(ニーズに近いもの)を提供して
顧客数を増やす、または継続させる(リピーター)とさせることが
リフォームという商売の鉄則になってくるだろう

顧客を考えることでリピーターならではの行動を深堀すること
リフォームという商品以外でも「売るもの」が見えてくる
顧客との「関係性」だ
顧客との関係性という強みは圧倒的に広告宣伝費用対効果が高い

そういった顧客を育てるという視点が必要だ

外商という「信頼関係」で成り立つ商売に近い

売りたいものの順番を間違えてしまったために
大きな財産「顧客との関係性」を手放すこととなった
ただ、ありがたいことにこの信頼関係は
事業が無くなったとしても、すぐには消えない
お声が掛かる
「次の異動先が決まったら連絡してね」

感謝しかない

この失敗を次の商売に生かし、前を向いていこう

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