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アトピー奮闘記①

アトピーと診断されたのはもういつのことだったか。

とにかく痒かった。
毎日痒かった。
乾燥が酷すぎて夏でも汗をかかなかったので
今思えばその分毒素が体内に残り
余計に肌が荒れていたのかも、とも思います。

朝起きるとシーツには赤い血の跡があり
体には掻き傷と瘡蓋が増え
爪の間は血が混ざった赤黒い垢で詰まっていました。

寝ている私の手を結んだり
手袋をはめたり
掻いている手を掴んだり
母はいろいろと手を尽くしたそうです。

食事を気にかけてみたり
スキンケア用品を見直してみたり
水質を気にかけてみたり
空気の綺麗さを意識してみたり
病院に通ってみたり。

病院ではアレはだめ、コレもだめ、と言われたり、
着たい服やしたいメイクを諦めたり、
我慢や制限が苦手な私にとって
アトピー肌というのはものすごく
生活を邪魔してくるストレス源でした。

夏はプールを禁止され
半袖を着る勇気はなく
日焼け止めを塗れば肌が傷つき
塗らなければ日焼けで肌が傷つく。

汗をかいてはダメ、
でも乾燥も大敵。
春秋はちょっとだけ過ごしやすかったです。
でも一瞬。

そんな20数年とお別れした私は
今では好きなメイクをして
好きな服を着て
好きなところに行けてます。

そんな私が悩みに悩んだスキンケアや
どんな一歩を踏み出したかなど
ゆっくりとお話していきたいです。

続く


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