１９８０年代の米国インフレ相場を徹底的に調べてみた。
■目的：１９８０年代の相場を知る事でインフレ相場に耐性を付け危機回避と利益を出せる知識を身に着けるためです。前回１９７０年代を作成した時よりも今回は初心者向けに作成したのでわかりやすく作っています。
１９７０年代のおさらいをしたい方はこちらを見て下さい。
https://note.com/wwfhtr/n/n4f25b3b09c45
ためになったよ＾＾って言う方はいいねなど頂けたら嬉しいです。
では１９８０年代の１０年分の解説をしていきます＾＾
■１９８０年代の特徴は１９７０年代同様インフレ率と高さになります。
こちらはエネルギーと食品を抜いたコアインフレのグラフになります。１９８０年と１９８１年に利上げのやり過ぎで２回も景気後退を起こしています。最高値は１５と２０２３年の６月から比べると３倍のインフレ率になります。
■1980年代インフレを起こした理由について
1979年のイラン革命によるイラン産原油の供給停止やイラン・イラク戦争による中東の不安定さなど、オイルショックが発生しました。石油価格が急騰し、エネルギーコストの上昇が各国のインフレを引き起こしました。
■原油価格について
こちらは原油価格になります。１９７０年代より高値となっています。
■次にどれだけ利上げしたか？のグラフになります。
利上げ幅は２０超えと米国相場が始まった中では最高となります。そして２０２３年６月が５.0なので約４倍の利上げを行った事になります。市場は利上げに耐えれず、２回も景気後退を起こしました。
■次に当時のＦＲＢ議長がどのような政策を行ったか？の記事になります。
1. 高金利政策の採用: ボルカーは連邦準備制度（FRB）の議長として、金利を引き上げることでインフレを抑制しようとしました。FRBは政策金利である連邦ファンド金利を引き上げ、市場金利を上昇させました。これにより、借入コストが上昇し、消費や投資が抑制されました。
２. 通貨供給の抑制: ボルカーは通貨供給を制限する政策を推進しました。これは、金融機関による融資や信用創造を制約することで、経済に過剰な流動性をもたらすことを防ぐためでした。通貨供給の抑制は、インフレを抑える効果を持ちました。
３. ボルカー・ショック: 1980年代初頭、ボルカーは通貨安政策を実施しました。これは、ドルの価値を下げ、輸入品の価格上昇をもたらすことで輸入インフレを抑制しようとしたものです。ボルカー・ショックは一時的にはインフレを増大させましたが、長期的にはインフレ圧力を緩和する効果を持ちました。
４. 労働市場の改革: ボルカーは労働市場においても改革を行いました。彼は労働組合の要求を抑制し、賃金の上昇を抑える努力をしました。これにより、労働コストの抑制がインフレ抑制に寄与しました。
■次に景気後退が起き不況になった理由として以下の事があげられます。
1. 高金利政策とインフレーション：1980年代初頭、アメリカでは高いインフレーション（物価上昇）が問題となりました。連邦準備制度（FRB）はこれに対抗するために高金利政策を採用し、金利を引き上げました。これにより、借入コストが上昇し、消費や投資が抑制されました。
2. オイルショック：1979年のイラン革命やイラン・イラク戦争により、石油供給が不安定化しました。石油価格が急騰し、アメリカのエネルギー費用が増加しました。これにより企業の経営環境が悪化し、景気に悪影響を及ぼしました。
3. 貿易赤字の拡大：1980年代にはアメリカの貿易赤字が拡大しました。特に日本との貿易赤字が顕著で、製造業の競争力低下や雇用の減少を引き起こしました。
4. 産業の構造変化：1980年代には産業の構造変化が進みました。製造業の衰退やサービス業の成長が顕著であり、これにより雇用環境が変化しました。一部の地域や産業では失業率が上昇し、経済に悪影響を及ぼしました。
■ここまでのまとめ
石油価格の上昇がインフレを起こし、ポルガーＦＲＢが利上げして２回も景気後退が来たということになります。
■次に失業率を見て行こうと思います。
利上げの影響でかなり高い水準まで上昇していますが不況を乗り越えると徐々に失業率は減少傾向になります。１９７０年ほどではありませんがやはり１９８０年も銀行の倒産はありました。
以下銀行が倒産した名前一覧になります。
■１980年代に破綻した銀行一覧
コンチネンタル・イリノイ銀行（Continental Illinois Bank）- アメリカ合衆国
ペンステート銀行（Penn Square Bank）- アメリカ合衆国
フランクリン・ナショナル銀行（Franklin National Bank）- アメリカ合衆国
バリングス銀行（Baring Bank）- イギリス
バンゴール銀行（Bank of Credit and Commerce International, BCCI）- イギリス
チャータード・インダストリーズ銀行（Charterhouse Bank）- イギリス
クリスチャン・ブラザーズ銀行（Bank of Credit and Commerce International, BCCI）- パキスタン
クレディト・アンストル・フォアド（Credit Anstalt）- オーストリア
ルクセンブルク銀行（Luxembourg Bank Corporation）- ルクセンブルク
ビルバオ・ビスカヤ銀行（Banco Vizcaya）- スペイン
＊世界的なインフレ時代の為、各国の銀行が倒産しています。
■次にこの年代のナスダックの株価をしていきたいと思います。
景気後退で暴落はしているものの財政出動や減税政策などで大きく上昇が見られます。
ナスダックの上昇は経済回復が要因です。以下はその要因理由になります。
■1980年代のアメリカ経済は不況期から回復し始めた理由
①レーガノミクスの実施：ロナルド・レーガン大統領の経済政策である「レーガノミクス」は、減税と規制緩和を中心に据えたものでした。これにより、企業の投資意欲が高まり、景気刺激が期待されました。
② エネルギー価格の安定化：1970年代から続いていた石油危機が落ち着き、エネルギー価格が安定しました。これにより、企業の経営環境が改善され、経済にプラスの影響を与えました。
③技術革新と情報産業の成長：1980年代には情報技術の進歩が顕著でした。パーソナルコンピュータの普及やインターネットの発展などが経済成長の牽引役となりました。
④ 国際貿易の拡大：アメリカの国際貿易が拡大し、輸出が増加しました。特に成長著しいアジア市場への輸出が増加し、経済にプラスの影響を与えました。
■次に当時の株価上昇を牽引した銘柄になります。
1. マイクロソフト（Microsoft）: マイクロソフトは1980年代にパーソナルコンピュータのオペレーティングシステムであるMS-DOSを提供し、その後Windowsを開発しました。マイクロソフトの株価は急成長し、同社の創業者であるビル・ゲイツは1980年代を通じて世界一の富豪となりました。
2. インテル（Intel）: インテルはマイクロプロセッサの大手メーカーであり、IBMのパーソナルコンピュータ（PC）に搭載されたインテルのプロセッサが広く利用されました。PC市場の成長とともに、インテルの株価も上昇しました。
3. コカ・コーラ（Coca-Cola）: コカ・コーラは世界的な飲料メーカーであり、1980年代にはグローバルなブランド価値を持っていました。同社の製品であるコカ・コーラの人気は高く、その株価も安定的に成長しました。
4. マクドナルド（McDonald's）: マクドナルドは世界的なファストフードチェーンであり、1980年代には急速な成長を遂げました。グローバルな展開とブランド力により、マクドナルドの株価は上昇しました。
5. ジェネラル・エレクトリック（General Electric）: ジェネラル・エレクトリックは幅広い産業分野において事業展開を行っている多国籍企業です。同社は1980年代には経営者であるジャック・ウェルチによる戦略的な経営手法により、成長と収益性の向上を達成しました。
＊１９８０年はこのような米国株が人気でした。そのほかに原油の上場により石油株も人気でした。
■次にインフレで上昇すると言われるコモディティ（金属や農産物）についてのまとめです。
1. オイルショックの影響: 1980年代初頭には、1979年のイラン革命やイラン・イラク戦争などの要因により、オイルショックが発生しました。これにより石油価格が急騰し、世界中のコモディティ市場に大きな影響を与えました。高い石油価格はエネルギーコストを上昇させ、他のコモディティの価格にも影響を及ぼしました。
2. 農産物市場の変動: 農産物市場では、気候変動や生産量の変動などの要因により、価格の変動が見られました。例えば、1988年にはアメリカ合衆国で大規模な干ばつが発生し、農産物の生産量が減少しました。これにより小麦やトウモロコシなどの農産物の価格が上昇しました。
3. 貴金属市場の変動: 1980年代は貴金属市場でも変動がありました。金や銀などの貴金属は、インフレや経済不安時には保険的な資産として需要が高まる傾向があります。しかし、1980年代には高金利政策の影響や株式市場の上昇などにより、貴金属への需要が一時的に低下しました。
4. 鉱業市場の変動: 鉱業市場では、需要と供給のバランスや地政学的な要因により価格の変動が見られました。例えば、1980年代初頭には銅の需要が急増し、価格が上昇しました。一方、1980年代後半には需要の減少や供給過剰などの要因により、金属の価格が下落しました。
5. プラスチック市場の成長: 1980年代にはプラスチックの需要が急増しました。自動車産業や家電製品などでのプラスチックの利用が増え、需要が拡大しました。これにより、原油やナフサなどの原料となる石油製品の需要も高まりました。
６.貴金属: 1980年代初頭には、金価格が急騰し、1980年には一時的に歴史的な高値を記録しました。これは、インフレへの懸念や地政学的な不安定要因による避難先資産としての需要の増加が主な要因でした。しかし、1980年代後半には金価格は下落し、株式市場の上昇や金利の上昇などによって需要が減少しました
＊このように米国株だけでなくコモディティもインフレ相場では上昇するため注目です。コモディティのチャートをいくつか紹介します。
ゴールドのチャート
銀相場
とうもろこし
小麦
貴金属や農作物はインフレ回避のために完全にバブルとなるので注目ですね＾＾
ご視聴ありがとうございました＾＾内容がためになった！！と言う方はいいねを頂ければ、今後も続編を出していく励みになりますので宜しくお願いします＾＾
後、１９８０年代相場でこういうのが知りたいとかがありましたらコメントをお願いします。追加するかもしれません。
最後にここまででまだ１９８０年相場がよく理解できないと言う方は時系列ニュースを簡潔に作ったのでご覧ください。
1980年の経済ニュース一覧
1. イラン・アメリカ人質危機：1980年、イランでアメリカ大使館が占拠され、アメリカ人質が連邦政府による救出作戦が行われました。この事件はアメリカの外交政策に大きな影響を与え、経済や国内情勢にも関与しました。
2. インフレーションの抑制：1980年代初頭、アメリカは高いインフレーションに直面していました。政府や連邦準備制度（FRB）はインフレーション抑制のために金利を引き上げるなどの対策を取りました。
3. 自動車業界の危機：1980年代はアメリカの自動車業界が深刻な危機に直面しました。需要の低迷や競争の激化により、多くの自動車メーカーが経営破綻や大幅なリストラを余儀なくされました。
4. エネルギー危機：1980年代初頭、アメリカはエネルギー危機に直面しました。石油価格の急上昇やエネルギー供給の不安定さが経済に影響を与えました。
5. オイルショックの影響：1979年に起きたイラン革命やイラン・イラク戦争により、石油供給が不安定化しました。これにより石油価格が上昇し、アメリカの経済に大きな影響を与えました。
1981年の経済ニュース一覧
1. レーガン経済政策（レーガノミクス）の開始：1981年はアメリカでレーガン経済政策が開始されました。この政策は減税と規制緩和を柱としており、経済成長と雇用創出を目指していました。
2. 重要な税制改革：1981年にはアメリカで重要な税制改革が行われました。これにより、個人所得税や法人税の税率が引き下げられ、企業や個人の税負担が軽減されました。
3. インフレーションの鎮静化：1981年はアメリカのインフレーション率が高止まりしていましたが、レーガン政権の経済政策により、インフレーションの鎮静化が図られました。
4. フェデラル・レザーブの金利引き上げ：1981年、連邦準備制度（FRB）は金利を引き上げました。これはインフレーションを抑制し、経済の安定を図るための措置でした。
5. 自動車業界の危機：1981年はアメリカの自動車業界が深刻な危機に直面しました。需要の低迷や競争の激化により、多くの自動車メーカーが経営破綻やリストラを余儀なくされました。
1982年の経済ニュース一覧
1. レーガン経済政策（レーガノミクス）の展開：1982年はアメリカでレーガン経済政策が本格的に展開されました。この政策は減税と規制緩和を柱としており、景気刺激や経済成長を促すことを目指していました。
2. 深刻な景気後退：1982年はアメリカで深刻な景気後退が起きました。失業率の上昇や企業の倒産などの経済問題が顕在化し、景気の底打ちを迎える時期となりました。
3. フェデラル・レザーブの金利引き下げ：1982年、連邦準備制度（FRB）は金利を急速に引き下げました。この金利引き下げは景気刺激策の一環であり、経済の回復を促すために行われました。
4. 自動車業界の危機：1982年はアメリカの自動車業界が深刻な危機に直面しました。需要の低迷や競争の激化により、多くの自動車メーカーが経営破綻や大幅なリストラを余儀なくされました。
5. 通貨の刷新：1982年はアメリカの通貨に関する変革もありました。1ドル紙幣のデザインが刷新され、新しいデザインとセキュリティ対策が導入されました。
1983年の経済ニュース一覧
1. レーガン経済政策の成果：1983年はレーガン政権下での経済政策が成果を上げた年でした。レーガノミクスとして知られる減税と規制緩和の政策が実施され、経済成長が復活しました。GDPの成長率が高まり、失業率も低下しました。
2. 銀行業界の再編：1983年はアメリカの銀行業界で再編が進んだ年でした。銀行間の合併や買収が相次ぎ、大手銀行の規模と影響力が増しました。これにより、銀行業界の競争状況が変化しました。
3. 自動車業界の回復：1983年はアメリカの自動車業界が回復の兆しを見せた年でした。自動車メーカーが新しいモデルや技術の導入を行い、需要の回復を実現しました。
4. 貿易赤字の拡大：1983年はアメリカの貿易赤字が拡大した年でした。輸入が増加し、輸出が伸び悩んだことで貿易バランスが悪化しました。この問題は後の年にも続き、貿易摩擦の懸念が高まりました。
198４年の経済ニュース一覧
1. インフレーションの低下：1984年はアメリカのインフレーション率が低下しました。前年まで高いインフレーションが懸念されていたが、連邦準備制度（FRB）が金利を引き上げるなどの政策措置を取り、インフレ率が抑制されました。
2. ギャラップ社の消費者信頼指数の上昇：1984年はアメリカの消費者信頼度が上昇しました。ギャラップ社が定期的に行う消費者信頼指数調査によると、消費者の経済的な自信が回復し、景気の改善を示す結果が得られました。
3. オリンピックの経済効果：1984年にロサンゼルスで夏季オリンピックが開催され、経済にも大きな影響を与えました。観光業やホテル業などが活況を呈し、雇用や経済活動が増加しました。
4. 貿易摩擦の激化：1984年はアメリカと日本の間で貿易摩擦が激化しました。アメリカは日本に対して不均衡な貿易関係や市場のアクセスの問題を指摘し、関税引き上げや貿易制限を検討しました。
5. 石油価格の下落：1984年は石油価格が下落した年でした。これは国際的な石油供給の増加や需要の減少によるもので、消費者にとってはエネルギーコストの軽減につながりました。
1985年の経済ニュース一覧
1. プラザ合意：1985年9月に、アメリカと日本、ドイツ、フランス、イギリスの主要な経済大国がニューヨークのプラザホテルで会合を行い、ドル高是正のための通貨介入を合意しました。この合意により、ドル相場が急速に下落し、輸出競争力が向上しました。
2. 貿易摩擦の増加：1985年はアメリカと日本の間で貿易摩擦が増加しました。アメリカは日本に対して不均衡な貿易関係や市場へのアクセスの問題を指摘し、関税引き上げや貿易制限の検討が行われました。
3. インフレーションの低下：1985年はアメリカのインフレーション率が低下しました。前年まで高いインフレーションが懸念されていたが、金利の引き上げや経済政策の調整により、インフレ率が抑制されました。
4. 投資ブーム：1985年はアメリカで投資ブームが起きました。特にテクノロジー関連の産業や不動産市場が成長し、経済活動に大きな影響を与えました。
1986年の経済ニュース一覧
タックスリフォーム・アクト：1986年には大規模な税制改革が行われました。この改革はタックスリフォーム・アクトとして知られ、個人所得税および法人税の改革を含んでいました。これにより税制が簡素化され、税率が引き下げられました。
株価の上昇：1986年はアメリカの株式市場が活況を呈していた年でした。ダウ・ジョーンズ工業株価平均は一時的に2000ポイントを突破し、株式市場の成長が報じられました。
貿易赤字の拡大：1986年にはアメリカの貿易赤字が拡大しました。輸入が増加し、輸出を上回る状況が続いたため、経済のバランスに懸念が示されました。
石油価格の下落：1986年は石油市場において重要な変化がありました。サウジアラビアを中心とするOPEC諸国との協議が決裂し、石油生産量が増加しました。これにより石油価格が急落し、アメリカのエネルギー産業や関連産業に影響を与えました。
1987年の経済ニュース一覧
1. ブラックマンデー：1987年10月19日に起きた株式市場の大暴落が記憶されています。この日、ダウ・ジョーンズ工業株価平均は22.6％下落し、過去最大の1日のパーセンテージ損失となりました。この暴落は世界中の株式市場にも影響を与えました。
2. 株式市場の回復：ブラックマンデーの暴落後、株式市場は急速に回復しました。この回復は政府や中央銀行の対応策、市場の安定化努力によるものであり、信頼回復の兆候とされました。
3. グリーンスパン議長の発言：アメリカ連邦準備制度理事会（FRB）の議長であったアラン・グリーンスパンは、ブラックマンデー後の市場安定化に向けた政策対応を行いました。彼の発言や対応策は市場参加者の信頼を取り戻す効果がありました。
4. 貿易赤字の拡大：1987年はアメリカの貿易赤字が拡大しました。特に日本との貿易赤字が増加し、アメリカ経済のバランスに懸念が示されました。
1988年の経済ニュース一覧
1. レーガノミクスの継続：1988年はロナルド・レーガン大統領の最終年であり、彼の経済政策である「レーガノミクス」の継続が注目されました。レーガノミクスは減税と規制緩和を中心とした政策で、経済成長と低インフレーションを促進することを目指していました。
2. 高成長と低インフレーション：1988年はアメリカの経済が高成長と低インフレーションの状態を維持していました。実質国内総生産（GDP）の成長率が高く、同時にインフレーション率は比較的低い水準にありました。
3. 貿易問題と日本との交渉：1988年はアメリカと日本の間で貿易問題が取り上げられました。アメリカは日本からの輸入品に対する関税引き上げや貿易不均衡の是正を求め、交渉が行われました。
4. 株式市場の成長：1988年はアメリカの株式市場が成長を続けた年でした。ダウ・ジョーンズ工業株価平均は1987年のブラックマンデーの暴落から回復し、新たな高値を記録しました。
1989年の経済ニュース一覧
1. サヴィングアンドローン危機：1989年はアメリカのサヴィングアンドローン（S&L）危機の深刻化が報じられました。S&Lは住宅ローンを提供する金融機関であり、多くの機関が財政的な困難に直面しました。この危機は連邦政府の介入や経済への影響を引き起こしました。
2. テクノロジー産業の成長：1989年はテクノロジー産業の成長が継続していました。パーソナルコンピュータやソフトウェア、通信技術などの分野で革新的な進展があり、経済への貢献が注目されました。
3. 株式市場の成長：1989年はアメリカの株式市場が成長を続けた年でした。ダウ・ジョーンズ工業株価平均は新たな高値を更新し、投資家の関心を集めました。
4. 貿易摩擦の拡大：1989年はアメリカと日本の間で貿易摩擦が拡大しました。アメリカは日本に対して不均衡な貿易関係の改善を求め、関税引き上げなどの措置を検討しました。
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