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マスクを地元で作って、備蓄しよう。自治体と地元の縫製工場をマッチングします。

やっと不足が解消しつつあるマスクですが、「どうして日本国内でマスクが作れないんだろう」というシンプルな疑問は、みんな持っていたと思います。使い捨てのサージカルマスクが主流の今、国内では国の補助(PDF)で製造ラインの増産が急ぎ進められています。とはいえ未経験の分野に皆参入しているので、民間マッチングサービスによる支援も進んでいます。

一方、医療機関などで緊急に必要なサージカルマスクやN95マスクなどのほかに、「備蓄用のマスク」を再備蓄することも自治体にとって重要な課題です。あまり考えたくありませんが、もし今地震があれば、避難所にマスクが大量に必要になります。WiseVineでは、自治体が必要とする物資の調達可能先情報を展開して、支援を続けてきました。

しかし、よく考えると、マスクって「縫製」なら、日本国内でまだまだ作れるところはたくさんあるんじゃないか。地元で作れば経済支援にもなるし、安心して届けることができます。そんな思いを持った老舗日本製ストレッチパンツ専門工房の「TAKUMIBA」、衣服生産のプロセスをサポートする「シタテル」とともに、「自治体と、地元の縫製工場をマスク生産でマッチングする」プロジェクトが立ち上がりました。

国の令和2年度補正予算は、国民全員に配布される10万円のほかに、自治体に交付される「地方創生臨時交付金」という総額1兆円の予算があります。この予算は、Withコロナ・Afterコロナに対する総合的な対策予算として、自治体は幅広い用途に使うことができます。もちろん、マスクの備蓄にも使うことができます。ただし、「自治体が申請して予算を獲得しなければならず、その締め切りはなんと5月末です」

そんな突貫作業を強いられている自治体職員のみなさんに、こんな選択肢がある、ということをぜひお伝えしたく、WiseVineは全国の自治体に官民連携プラットフォームを通じて情報提供しています。ぜひ、このエントリを読まれた方で自治体職員の方と接点がある方、この情報を伝えてください。


自分の仕事(地方自治、防災、AI)について知ってほしい思いで書いているので全部無料にしているのですが、まれに投げ銭してくださる方がいて、支払い下限に達しないのが悲しいので、よかったらコーヒー代おごってください。