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5/11【人の作る常識が文化や宗教を壊す】
最近「多様性」という言葉を聞く機会が増えてきましたね。「LGBT」とか「トランスジェンダー」とか色々あります。
では「多様性」という言葉でなんでも解決できるのでしょうか?
いいえ、そうではありませんよね。
もちろん、大切にされなければならない文化や思想がありますよね。
例えば、文化や宗教上の問題ですね。
じゃあどうすればいいのか?
私は「多様性」を受け入れるのではなく、知ることと尊重することだと思います。
文化や宗教上の問題を「多様性」という言葉だけで文化や宗教を破壊してしまうことができます。
例として、奈良の世界遺産である大峯山(山上岳)などが女人禁制として知られています。
この女人禁制に対し、今の時代で女人禁制の慣行は、女性差別なのではないのか?と批判されています。
男女同権,ジェンダー平等に反するとして人権の尊重にも反すると主張されています。
私はこれが間違いだと言っているのです。
これでは、無理やり自分たちの作った常識で文化や宗教に押し付けているだけです。
自分たちのことしか考えていないのです。
この大峯山が女人禁制になっているのは宗教上の理由です。そこに元々ある文化なのです。そして、女人禁制である理由もしっかりとあります。
その元々ある文化に、今の時代の私たちが勝手に「多様性社会」という常識を作り、男女差別だと言うのはおかしくありませんか?
この例に関しては、一人一人が文化や宗教上の理由で女人禁制となっているということを知っていれば、批判することはないと思うんです。
そして、知るだけでなくその文化や宗教を尊重してあげる。
もちろん、少数派も多数派を尊重する必要があります。互いに尊重し合うことが、「多様性社会」の理想なのではないでしょうか。
そして、ここで大事なのが理解する必要は無いということです。
同じ立場に立っている訳では無いので、その状況を理解することなんでできるわけありません。
ですから、理解することはできなくていいのです。
理解するのではなく、尊重してあげることがこれからは重要になっていくと私は「多様性社会」について考えています。
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