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ベルファスト

とっても素敵な作品だった。観に行けて良かった。

なんとなく観たいなーと思っていたらアカデミー賞脚本賞受賞ということで期待も高まった。
監督はケネス・ブラナー。
映画の知識があまりない私は、彼がハリポタのギルデロイ・ロックハート先生だとは知らず…俳優だけでなく監督として活躍されてる事も当然知らず…職場の先輩に教えてもらってビックリ。

日比谷シャンテの雰囲気が好きでよく行くんだけど、行くたびに声出して笑うお客さんがいる。
初めは驚いたものだけど、最近はそういうところ含めて好き。
いつも平日の午前中に行くから年配の方が多いせいもあるのかな。
あの自由な雰囲気と皆んなで作品楽しんでる空気感、嫌いじゃない。
初めて行った時の印象は、背もたれが低くて前の人の頭どころか背中半分が見えるくらいで少し嫌だなぁと感じたんだけど、今じゃなんて事ないなぁ。

ストーリーは子供がメインで描かれているけれど、父母、祖父母、3世代それぞれの思いがすっと入ってくる作りになっている。
年配のお客さんがほとんどだったから、この人達はどんな思いで観ているんだろうと何故だか少し気になってしまって、おじいちゃんおばあちゃんに一番感情移入してしまった。

私は19歳で故郷を離れ、もうすぐ16年が経つ。
地元で暴動があったわけでもないし、不自由なく平和な環境で育ってきたけれど、自分が東京で生活してみたくて地元を離れた。
この家族とは違った状況だけれど、故郷を離れることの意味とか気持ち、周りの人達の生活の変化や思いとかがリアルに分かる部分があって、凄くセンチメンタルになってしまった。
最後は涙涙だった。

撮り方や演出、会話のやり取り、そして音楽、とっても良かった。
ケネス・ブラナー作品、追いかけなきゃ。

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