見出し画像

#39 スマートクリエイティブの扱い方 【書評】How google works

◾️はじめに

第3週は企業文化・起業家ストーリーなど。ということでgoogle。いかにしてGoogleが成功したか。タイトルもそのままhow google works.


◾️要約

Googleは
・真の意味で共感できるビジョンを掲げ
・圧倒的な技術の差別化要因を基に戦略を立て
・人材獲得に注力し、
・グループとしての最適な選択をデータから行い、
・高性能ルータのように誰とでもオープンな人を重宝し、
・イノベーションのために働ける環境を与え
成功している。

◾️感想

凄まじい。
スマートクリエイティブの人に対して、というところが前提であり、
だからこそこれらが成り立つ。凡庸な人に対してこのマネジメントやったら崩壊するだけ。
トップが閃きに基づき、指示(こんなサイトはクソだ)。って言っても数年放置。
時代遅れの技術に基づいたサイトが残り続けるだけw
人は自分を伸ばしてくれる人や自分よりできる人のもとで働きたい。
刺激しあえる仲間と共に、時にドライに、時に成し遂げたい思いのために必死に。
世界を変えるために。崇高なビジョン(世界中の情報を整理し、世界中の人がアクセスできて使えるようにすること)のために。


◾️要約(詳細)

◆文化 自分たちのスローガンを信じる
スマート・クリエイティブにとって企業の文化〔およびスローガン)は彼らが仕事を選択する際に最重要となるものであり、それは体のいい言葉で飾られたものでなく、会社にとって最も重要なことを明確に、簡潔に伝えるものでなくてはならない。それは会社のメンバー一人ひとりを高めてくれ、会社自体をさらなる高みに引き上げてくれるものである。

※仕事を選択する際に最重要となるものはなんだろう。

◆戦略 あなたの計画は間違っている
従来型の自分たちの強みでまわりの市場に展開する戦略では市場拡大しかできず、破壊的変化や事業を大きく変えたりすることは不可能。
圧倒的な技術の差別化要因を考えることが重要。

※圧倒的な差別化をし続けるのは変化が早い世の中では本当に難しい。”圧倒的”って印象的な響き。

◆人材 採用は一番大切な仕事
素晴らしい人材の集まる会社は、素晴らしい仕事を成し遂げるだけでなく、さらに多くの素晴らしい人材を引き寄せるため、採用が経営幹部にとって最も大切な仕事となる。採用プロセスは幹部に関与させつつ効率化したものとすべき。リーダーシップ、職務に関連する知識、全般的な認知能力「モノの考え方」、グーグラーらしさ、のカテゴリーで評価する。

※グーグラーらしさ。採用ではどんな会社でも既に働いている誰かみたいかどうかをイメージするらしい。〇〇っぽい。

◆意思決定 コンセンサスの本当の意味
データをもとに議論し、適切なタイミングで決断を行うことが重要。反対意見も歓迎し、グループ全体としての最適な決定を目指すことが必要

※正しい意思決定を常にすることはできない。”正しい”とは状況によるので。できることは意思決定プロセスを整備すること。

◆コミュニケーション とびきり高性能のルータになれ
メンバーから信頼されるよう、原則情報はオープンに、悪いことでも報告し、修正していく文化をつくりあげよう。マネージャーなら自分の下で働きたいと思うような上司であるべき。

※とびきり高性能を目指そう。とびきり、の。

◆イノベーション  原始スープを生み出せ
イノベーションを統制するのではなくスマートクリエイティブを自由に考えさせる環境を与えることが大切。普段と違う人と協力させるようにすると互いに刺激をうける。失敗を素早く経験し次に活かすことでとてつもない革新につながる。考えるスケールは大きく、一方で資金などは制約を設け、考えさせる。報酬ではなくやりがいに繋がることがイノベーションに繋がるになる。

※イノベーション統括部、イノベーションを管理します、は確かになんか変。

◾️アクション

とびきりのルータを探そう。

◾️読みやすさ

★★


◾️ハッシュタグ


#google

#how google works

#ブックレビュー


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?