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仮説を立てて、意思決定する

みなさま、おはようございます 渡辺です。現在、VPN繋がらなくないですか?少し様子を見ようかとも思います。(その後、PCの時間が遅れているのが原因と判明しました)

限られた情報を元に仮説思考によって最適な意思決定をする

週末、内田和成さんの「仮説思考」を読みました。

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多分10年位前にも読んでいるとは思うのですが、完全に忘れていてほぼ初見の感じで読んだのと、すごく今の時代背景にもあっているなと思いましたので今週はこちらを共有します。

この本の序章ではこのように書かれています。

”何も実行しないことが大きなリスクになる今日、いつまでも選択肢を拡げる情報収集を続け、意思決定のタイミングを遅らせるわけにはいかない。網羅的に情報を収集するのではなく、限られた情報を元に仮説思考によって最適な意思決定をすべきなのだ。”

大量のデータを収集し、分析を行ったからと言って、正しい意思決定ができるとは限らない。それであれば、ある程度の情報を元に行動に移してみて、成功も失敗も踏まえ経験として蓄積していくことが大切ですね。

一見、難しそうに思えますが、例えばお店に行く場合とかも「今日は週末だから、混んでいる可能性あるね」「昼過ぎだから、谷間で空いてそう」みたいなことを考えたことはあるかと思います。そして、実際に行ってみることで、「週末だけど意外に空いてたぞ」とか、「昼過ぎは夕飯の買い物客で結構にぎわっている」など、実体験につながって次の意思決定に活かされているかと思います。日々行っているこのような思考をビジネスに活かしていくのがこの仮説思考です。

という訳で、今日は最近行った仮説について思い出してみましょう!
きょうから、8月。引き続き暑い日が続きますが、今月もよろしくお願いします!

情報が増えるほど正しい決断ができる訳ではない

みなさま、おはようございます 渡辺です。朝の散歩は結構蒸し暑かったのですが、今は風が気持ちいいです。

さて、今週は「仮説思考」から紹介しています。この本の中で、ビジネスパーソンにとって大切な能力として、「先見性」「決断力」「実行力」の3つが挙げられています。このうちの2つ、「先見性」と「決断力」は、仮説思考と密接な関係があり、先行き不透明な中でもある程度の見通しを立て、意思決定をしていくことが必要となって来ます。

例として、将棋の羽生善治さんのお話か書かれています。将棋では一つの局面に80通り位の指し手の可能性があるのですが、その80個を丁寧に検証するのではなく、77から78位は瞬時に判断し捨ててしまい、残った2,3手を検証し指し手を決めているそうです。

羽生さんは「直感の7割は正しい」と言っているらしく、それまでの対局の経験の積み重ねから、「こういう場合はこうした方がいい」という無意識の流れに沿って浮かぶあがってくるものだそうです。

また以下のようにも言っています。

「判断のための情報が増えるほど正しい決断ができるようになるかというと、必ずしもそうはいかない。私はそこに将棋のおもしろさのひとつがあると思っているが、経験によって考える材料が増えると、逆に迷ったり、心配したり、怖いという気もちが働き、思考の迷路にはまってしまう。将棋にかぎらず、考える力とはそういうものだろう」

如何でしょうか?今日は将棋における仮説思考みたいな話になってしまいましたが、ビジネス経験においても同じことが言えるかと思います。

それでは、本日もよろしくお願いいたします!

仮説思考を身に付ける事のメリット

みなさま、おはようございます 渡辺です。昨日、欲しい雑誌があって近所の本屋を2件周るが見つからず。。こういう時に取り扱い店舗検索とかできると嬉しいなと思いました。

「仮説思考」3日目は、仮説思考を身に付ける事のメリットについて触れていきたいと思います。この本では、大きく3つのメリットがあると書かれています。

1.情報洪水に溺れなくなる
2.問題解決に役立つ
3.大局観をもって仕事ができる

です。これらにより、仕事の効率が高まり、質の向上につながるとのことです。今日は、この中でも特に「1.情報洪水に溺れなくなる」について考えてみます。

経営の重要な3大資源「ヒト」「モノ」「カネ」と言われていましたが、僕が社会人になった2000年頃に、これに「情報」が加わり、4大資源とか言われていました。しかしながら、情報は多ければ多いほどよいというものではないというところです。

本で紹介されていた事例が分かり易いので以下に引用します。

得意先の接待に和食とフランス料理で悩んでいた場合に、「先方の社長はフランス料理が好き」「前日に和食の会食の予定が入っているので、2日続きになってしまう」といった情報は、選択肢を狭める良い情報と言えます。一方で、「今どき、鮨や天ぷらなど流行らない。おススメのイタリア料理店を紹介するよ」という情報は、選択肢が広がってしまい、意思決定が困難になる良くない情報と言えます。

時間は有限。多くの情報を闇雲に集めるより、今ある選択肢を如何に絞り込むかの情報を取得し、早く意思決定せよというものになります。

如何でしょうか?接待の話に似たようなことを普段の生活でもついついやってしまいそうですね。気を付けて行きたいと思います。

それでは、本日もよろしくお願いいたします!

日々の生活でどのように仮設思考力を高めるか?

みなさま、おはようございます 渡辺です。本日も朝から暑いですね!昨日からちょい疲れ気味ですが、今日も張り切っていこうかと思います!

さて、昨日まで「仮説思考」の有用性について紹介してきましたが、残り2日では日々の生活でどのように仮設思考力を高めればよいかということについて触れていきます。

一つ目は、「So What?(だから何?)」「Why?(なぜ)」と考えることだと書かれています。
例えば、「リモートワークを導入する企業が増えている」というニュースを耳にしたとします。それを元にどういう影響があるのかを考えるのが「So What?」です。

・オフィス街のコンビニや飲食店の売り上げが下がる
・その結果、閉店する店舗もでてくる
・出勤する人が減るので、電車がすく
・その結果、鉄道会社がダイヤ改正して、電車本数を減らす
・一方で住宅地の中食需要や内食需要があがる

等々考えられると思います。

もう一つ、原因と打ち手を考えるのが「Why?」になります。

「なぜ、リモートワークを導入する企業が増えているのか?」
→ 新型コロナウイルスの影響で政府が人流を抑えるよう要請している
→ 多様な働き方が世の中で求められている (*こちらを深堀)

「なぜ、多様な働き方が世の中で求められているのか?」
→ 労働人口が減少しているから

「なぜ、労働人口が減少しているのか」
→ 少子高齢化が進んでいるから
→ 女性や高齢者にとって働きやすい環境ではないから(*こちらを深堀)

「なぜ、女性や高齢者にとって働きやすい環境でないのか」
→ 通勤時間という目に見えない労働時間の負荷や時間の融通性

等々考えられますね。(急いで書いたので、大分粗々ですが、、)

という訳で、ぜひ今日は何か目にしたニュースに対し、「So What?(だから何?)」と「Why?(なぜ)」で考えてみてください!

それでは、本日もよろしくお願いいたします!

相手の立場でものを考えシミュレーションする

おはようございます。渡辺です。今日も暑い一日になりそうな予感。みなさまもくれぐれも体調におきをつけくださいませ。

さて、「仮説思考」最終日は昨日に引き続き、仮説思考力を日々の生活でどのように高めるかということについて触れます。昨日は、「So What?」と「Why?」という強力な二つの手法を紹介しました。基本的にはこの2つを駆使して頂く事になるのですが、今日は少し違った手法を2つ紹介します。

1.相手のメガネをかけてものを見る
 相手の立場で物事を考えるというものになります。社内で考えれば、営業部門だったらどんな気持ちなんだろう?開発部門だったらどんな考えだろう?というものです。社外で考えれば、ライバル企業だったらどんな打ち手を打つだろう?どんなことをされたら一番嫌だろう?と考えることで、自分の立場では考えつかなかった仮説の幅を拡げる練習になります。

2.上司(や他の人)の意思決定をシミュレーションする
 1と似ていますが、意思決定に至った背景の仮説を立ててそこからどのように判断したのかを考えてみようというものです。別に上司である必要もなく、世の中の有名な社長や今だったら菅総理がどのような仮説から意思決定をしたのかを考えてみても良いですね。

最後に、この本の最後では「知的に打たれ強くなる」ということで締めくくられています。最初は仮説が甘々だったりして、せっかく発言してもボコボコにやられてしまうかもしれません。それでも、あなたの事を否定している訳でなく、仮説の甘さを指摘しているだけです。是非、そのような他人からの指摘を元に仮説思考力を鍛えて頂ければ幸いです!

それでは、今週もあと1日!本日もよろしくお願いいたします!
(2021.08.02-08.06)

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