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NETFLIXのフィードバックのガイドライン4A

おはようございます 渡辺です。雨降ると一気に気温が下がりますね。みなさま体調など崩しませぬようお気を付けください。

週末、NETFLIXの本、NO RULESを読みました。

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全体的には、NETFLIXを支える「自由と責任」のカルチャーがリード・ヘイスティングスの前の会社の事例と比較され語られていたりします。今週は、その中から、フィードバック・ループについて紹介したいと思います。

1.相手を助けようという気持ちで(AIM TO ASSIST)

NETFLIXでは、率直なフィードバックが重要とされていて、誰でもフィードバックを行うようになっているそうです。実際に本の中でもメンバーがリードに対し、フィードバックしたメール文面などが掲載されていました。とはいえ、「後先考えずに、頭に浮かんだことを何でも云え」ではなく、フィードバックのガイドライン4Aというもの集約されています。先ずは、フィードバックを与える側の2つのうち、1つ目は 相手を助けようという気持ちで(AIM TO ASSIST)となります。

ここで重要なのは、「無私の率直さ」と「Brilliant Jerk」を区別すると書かれています。自分を賢く見せる為や、イライラを吐き出すため、意図的に相手を傷つけるためにフィードバックをすることは許されません。「Brilliant Jerk」とは、日本語にすると、デキるけどイヤな奴という意味です。

フィードバックは、前向きな意図をもって行うということ。行動を変えることが、相手自身にとって、会社にとってどのように役に立つのか明確に説明するというものです。メンバーが組織の中で、裸でいるリスクを放置するよりも、「王様は裸だ」と勇気をもって言い合えるようになりたいです。

それでは、今週もよろしくお願いいたします!

2.行動変化を促す(ACTIONABLE)

みなさまおはようございます 渡辺です。良い天気ですね。そのせいか、今朝の散歩の時間はとても寒かったです。

今週は、フィードバック・ループについて考えています。2日目の今日は、フィードバックのガイドライン4Aから、フィードバックを与える側の2つのうち、2つ目 行動変化を促す(ACTIONABLE)になります。

フィードバックは、相手が行動をどう変えるべきかにフォーカスすべきだとあります。問題を指摘するだけでなく、それによって次のアクションを促すようなものである必要があるという事です。補足的なガイドラインとして、

「怒りが冷めないうちは、相手を非難しない」
「修正的なフィードバックをするときは穏やかな声で話す」

など、相手がフィードバックにより行動が返らるようなものが必要になります。例えば、この本の中では、この本の著者がキューバで講演した際に、参加者から得たフィードバック(従業員は、社員同士でなくてもフィードバックを行ってる)で

「あなたのやり方だと、参加者の中で意見を述べるのは、アメリカ人だけになりますよ。会場に来ている他の国の人達からも意見を引き出す方法を見つけられれば、プレゼンの説得力が増しますよ」

というものです。
如何でしょうか?難しいかもしれないですが、上手くフィードバックループを回せるチームになりたいです!それでは、本日もよろしくお願いいたします!

3.感謝する(APPRECIATE)

みなさまおはようございます 渡辺です。今日も良い天気ですね。昨日、山岸さんもslackに書いてましたが、朝の散歩が寒いです。
さて今週は、フィードバック・ループについて考えています。3日目の今日は、フィードバックのガイドライン4Aから、3つ目は、
 感謝する(APPRECIATE)となります。こちらは、フィードバックを受ける側の2つのうちの1つ目になります。

良いフィードバッ・ループを回すのにはこれが必要ですね。ついつい批判を受けると、言い訳をしてしまったり、場合によっては怒ったり、機嫌が悪くなったり・・・こうなるとフィードバックする側もやりにくくなってしまいますね。そうならないように、自問するよう書かれています。

「このフィードバックに感謝を示し、真摯に耳を傾け、とらわれない心で相手のメッセージを検討し、自己弁護をしたり腹を立てたりしないためにはどうふるまったらいいのか」

実際に、本の中でもネットフリックスで、行われたフィードバックの例が紹介されていました。リードヘイスティングス(CEO)の3階層下なので、弊社で云うとマネージャークラスから社長の早川さんへのフィードバックになります。会議でのリードの発言が相手を否定する失礼なモノに感じたというメールに対し、リードからの返事は以下のものでした。

「フィードバックをくれたことに心からお礼を云うよ。これからもおかしいと思うことを目にしたら、ぜひ僕に教えてください。」

ステキな文化ですね。社員や取締役に関わらず同じ会社の仲間が組織の中で、裸でいるリスクを放置するよりも、「王様は裸だ」と勇気をもって言ってもらえるように僕も気を付けていきたいです。それでは、本日もよろしくお願いいたします!

4.取捨選択(ACCEPT OR DISCARD)

みなさま、おはようございます 渡辺です。今週は、1日お休みがあったら、なんか1週間が早いですね。そうそう、23日は年内最後の祝日だったみたいです。

さて、今週は、フィードバック・ループについて考えてきましたが、最終目の今日は、フィードバックのガイドライン4Aから最後、フィードバックを受ける側の2つのうち、2つ目 取捨選択(ACCEPT OR DISCARD)になります。

前職は、基本的にそんなにフィードバック文化は無いのですが、こと昇進試験に関して云うといろんな人からのフィードバックを如何に貰うかというのが、境目になってきたりします。

そして、たくさんの人からのフィードバックに耳を傾け、検討する必要はあるのですが、その次のステップで必要なのが、「取捨選択をする」ということになります。多くの人からフィードバックを受けると、ある人がイイネと云ってくれた点を他の人からダメだしされることもありますし、全然逆のアドバイスを頂くこともあります。

それらを全部受け止め、試験レポートに反映しようとすると、ストーリーがめちゃくちゃになってしまいます。なので、真面目な人ほど苦労するのですが、自分の中での軸を持ちつつ、そこに沿った形でアップデートを繰り返していくというのが必要になります。

フィードバックを受ける側もする側も目的は、昇進試験をパスすることなので、そのレポートで論理矛盾が無くストーリーが流れていればOKということになります。なので、フィードバックする側も必ずしも自分のフィードバックが反映されるとは限らないというのは、共通認識としてあった気がします。

如何でしたでしょうか?4日間に渉り、NETFLIXのフィードバックのガイドライン4Aからお伝えしました。その他にも、NO RULEなNETFLIXカルチャーについて書かれていますので、興味がありましたら、ぜひ読んでみてください!それでは、今週もあと1日。本日もよろしくお願いいたします!
(2021.11.22-11.26)

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