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エピローグ(16/16) 終わり【窓辺の少女_かなえの消える日】
あらすじ
隕石を破壊した氷室玲子は、警察署に呼ばれる。
「碇浜かなえは、成人するまでは収監されるわ」
広域呪術特別対策課の刑事の敷島泉は、私に告げると下を向く。
理由はともかく、呪いを使い政府を自分の制御下に置いた事は、重大な問題と認識されていた。ただ日本を救い、地球を救った事を考えて、刑事罰は無い、それでも危険と判断をされて、厳しい監視下で暮らすことになる。
「具合はどうですか? 」
「記憶は無いみたい、力も使えない」
霊能力者たちが調べても、彼女の力は消失していると判断された。オロチを使い、自分を贄にした事で役割を終わった。もう力を使う事が出来ない。
「会えますか? 」
「可能だけど覚えてないみたい、転入する前の記憶しかないのよ」
私はうなずいた、次の休みの日に会いに行こう。また友達になればいい、私は警察署を出る。
「どうだった? 」
武雄が待っていてくれた。
「――面会に行く事にした…………」
「そうか」
いつもの不愛想な武雄が笑ったような感じがする。私はわざと彼の顔を見ない、武雄が私の手に触れて来た。私はぎゅっと握り返す。
終わり
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一年くらい作りました、ありがとうございます。玲子さんの長編はこれで終了します。短編は続くと思います。妹の話か、舞子の話を構想中です。
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