私が退職を決意した時のこと。

私は大学では教育学を専攻していて

卒業後は採用試験を受けながら講師の仕事をしていました。

教員採用試験の倍率が高く、

ちょうど同時期に受験した

某国民的金融機関の採用試験に合格。

それから17年、その金融機関で事務と営業をこなすことになります。

(現在はパート社員)


入社8年目で役職に就くと同時に結婚。

一年後に妊娠。

大きいお腹を抱えながら働きました。


ありがたいことに育児休暇は最大3年とることはできますが

私は仕事も好きだったし

1年半子供と二人

濃密な時間を過ごすことができて

ここからは、時短勤務をしながら

子育てと仕事を両立して、、、、、


なんて考えが甘かった!と知るのは

数か月後のこと。


時短勤務という制度を利用するために申請はしたものの

実際には窓口業務が終わる時間まで

いや、もろもろの雑務が終わるまで帰れないし

時間が短いからといって

”営業目標”が減るわけじゃない。


え?

余計ハードじゃない!?


保育園のお迎えはいつも最後。

明かりが半分になった職員室で

一人待っている娘を迎えに行って


その足で娘を連れてお客さまのお宅に伺ったことも。


なんじゃこりゃ。


これ、地獄だよね。


しかも我が家はほぼワンオペ。(主人は帰りが遅い)

その上、義父との同居。

食事だって手を抜くわけには、、、、、


こうなってくると、自分の気持ちなんて考えていたら

前に進めなくなってしまう。

だから自分のことなんか

ぜーんぶ後回しにして

湧き上がる感情を押し殺して

とにかく毎日のルーティンを必死でこなしていました。


第二子妊娠しました。

きた!!

と思いました。


とうとうこの日が。


次女が私のところにやってきてくれたことは、もちろん。

さらに、再び産休・育休を取得する日が

やってきたのです。

少なくとも、この激務から解放される喜び。


これからの人生をきちんと見つめなおす

絶好の機会だと感じました。


主人と何度も何度も話し合いを重ね

時には口論になりながらも

私は決意をします。


退職。


憧れの職業だったわけでもない。

もうやめちゃいたい、って

何度も思った職場だったのに


いざ、ここを離れると思うと

涙が止まりませんでした。


これが何の涙なのか。

今でも説明がつかないのだけど。


積み上げてきたものが無になる空虚さ?

とてもお世話になった人々との別れ?

会社に私の居場所がなくなること?

わたしを必要としてくださったお客さまが気がかり?


どれも当てはまるようで

どれも当てはまらない。


だけど涙だけが止まらなかった。


今となっては。

現在はもともと持っていた資格を活かして

着物の着付け教室を運営。

そこで

自信を失った女性の魅力を

最大限に引き出すお仕事をしています。


そして、実は

そのとき退職した金融機関でパート社員としても

働かせていただいているのです。


今は、子育て×パート×自営業のパラレルワークで

時間で言ったら

当時よりも忙しい働き方だけど


好きな仕事を選び

好きなタイミングで働き

子供たちの成長をそばで見守りながら

自分の気持ちに背かない過ごし方をしているのが

最大限の幸せです!


あの時の葛藤があったからこそ

あの時、真剣に自分の気持ちに向き合ったからこそ


いまがあります。


やること多くてたいへーん!だけど

後悔はありません。


女性はいつだって変化を求められます。

だけど、

女性はしなやかで強い。


私は女性に生まれて

本当に良かったと思っているし


かつての私のように

女性に生まれたことを後悔しちゃっているママがいたら


大丈夫だよ

あなたは輝けるよ

って

伝えてあげたいと思っています。


子育て迷子ママの
しなやかな自分軸をはぐくむ
自分開花プロデューサー

たけうちえり

公式 LINEアカウント
https://lin.ee/sxN9Kkv




この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?