変人
気取って書こうとしたり、読者受けを狙った文章を書こうとすると、私は何も書けない。
ギリギリ、読んで理解はできるような文章を書こうとは心がけている。
精神障害があるため、相談支援を受けていて、妻とわたしと支援員さんと3人で話をするのだが、
その時、妻が繰り返し言うのが、人を怖がらせるような言動をしてはいけないという事なのだ。
そしてその中にはどうやら精神疾患に関する事も含まれるらしい。
フェイスブックで久しぶりにつながった旧知人にしても、精神障害の話題を始めた途端にやりとりが途切れてしまった。
世の中ではまだまだ精神疾患はそれ自体がコワイものという認識があるようなのだ。
そこへもってきてわたくしなども自らの精神疾患の話題をばんばん書いたり喋ったりし、なおかつDVや衝動性や暴力、大声についても、自身問題だと思えば思うほどわたしの場合喋ったり書いたりしてしまうので、
世間一般の精神疾患に対するイメージの向上には少しもつながっていなくて、順当にこの人怖いと思われてしまうのではないかとも考えたのだが、
しかしそういうニュアンスを封印してしまうと、自分はたちまち途方に暮れるのだった。何を書けば良いのか、と。
精神疾患を巡るあれこれやファッションについて学び考える中で、イチイチ世間にけんかを売ろうとするような態度は精神衛生上もよろしくないと学習した。
しかしそうはいっても、無闇とけんかを売るわけではなく、無闇と世間を刺激しようと目論むのでもなく、只自分を表現したい時にはしても良いだろうなと今は考える。
表現したいとなったら、多少でも尖ったところがないと、そしてそれを出していかないと、何を書いて何をしゃべっているのか自分でもちっとも訳がわからなくなるだろう。
臭うほどの自分を、出していかねばならないのだと思った。この事と日々のファッションとは、少し違うのかもしれない。
日々のファッションにおいては、多少の安全性をアッピールしたところで損はないし、それで服が着れなくなる訳でもないのだから。自分の場合。
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