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ドロップにアウトしてキックする抵抗

会社人生からのドロップアウト感が増している。その感じを保ちながら働いているが、この先どこまでやって行けるのか正直わからない。表面上は何も起こっていないが、壊れたろ過装置の溜まった水のように、心の奥底の淀みが動かない。

いつの間にこんな風になったのかと問うてみても、会社での年月を経て今の状況があるとしか答えようがない。ドロップアウト気味に仕事の負荷を避ける分、能力は日々衰えていく。出来ることと出来ないことが明確になり、数少ない出来ることで抵抗を試みるがつぶされる。

死なない程度につぶれるのは、配属された場違いな部署に合わせようとするからで、一日でつぶれなくても、数日でつぶれるし、数日生き残っても、一ヶ月、三ヶ月、一年、三年とつぶれるまで耐える期間が続くだけだ。

つぶれなければ、その場に適応したことになり『よく耐えました』という勲章が与えられ、次の苛烈な場に行かされる。耐えきった成果は組織にもたらされて、おこぼれ程度の褒美がそいつに与えられる。つぶれると『ダメなやつ』というレッテルが貼られて墓場のような部署に葬り去られる。登場人物が毎期入れ替わり、ぐるぐる回るだけの組織は毎日がお祭り状態だ。

明日は社内の役職者会議で進行役を務める。パワハラすれすれの役職者の発言から受け取る間接的なダメージは蓄積する。お祭りの場はいかにも大切な場のように調えられているが、恐くて面倒で形式的で冷たい。なので気持ちが全く動かない。

だけど、行きますよ。ドロップアウト気味でどこまで行けるのか、やってみますよ。

どうか穏やかに。

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