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しゃべり足りない

基本的には自宅の書斎にこもって文章を書く日々。時々所属する事務所から依頼されるモデルやイベントコンパニオンの仕事のために外に出て働く。

引きこもって仕事するか、外に出て仕事をするかのどちらか。そして前者の割合の方が多い。それが私の「働き方」です。

書斎で仕事をしている日というのは人間と会話することがありません。夕方に会社から帰ってきた夫との会話が私にとって一日の中での「会話らしい会話」。その他にはマネージャーとの1日5分の電話か、買い物に行ってレジのおばちゃんと「ありがとうございます」と言うかくらい。

帰宅後の夫とおしゃべりをしていると「あなたは普段しゃべり足りないのではないか」と言われます。

「昼に一人で過ごしてるから、夜に俺が帰ってくると溜まっていた分を放出するかのようにしゃべる」とのこと。




たまに外に出て仕事をすると「久しぶりに人間と会話したぜ!」という気分になります。現場の人とのやりとりは、夫以外の人間と話す機会。

それこそ「娑婆に帰ってきたぜ!」くらいの気持ち。

そんな娑婆に帰った私はよくしゃべる。しゃべるしゃべる。

今日は外で仕事をする日でした。

「鈴木さんってよくしゃべるし、面白い!」

と言われてしまいました。

久しぶりに人間と会話する私は、日頃の「しゃべりエネルギー」を大放出するかのように話す話す。

夫との会話はもちろん楽しいけれど、それだけだと意外と足りていない様子。やはりいくら仕事しているとはいえ、もう少し外に出た方がいいのかもしれないな……。

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