あかさたな

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終わらない

僕の人生は終わらない。 大好きなドラマが終わっても、明日は学校に行かなければならない。 留年することが決まっても、もう一度就職活動をしなければならない。 気になる異性に振られても、資格試験に向かわなければいけない。 余韻に浸ったままではいけない。 失敗の自己憐憫に陥ってはいけない。 後悔に囚われたままではいけない。 どう足掻いたって否応なしに生きていかなければいけない。 その事実から、目を背けてはいけない。 そうして走り続けていれば、次は幸せが掴めないわけがない。

    • 無題3(終)

      誰かを笑わせること、それを生業にしたい。 自分で描いたもの、映したもので笑いを届けたい。 それが叶わなくても、誰かの面白い姿を届ける手伝いがしたい。 そして、たくさんの人にみてもらいたいし、届けたい。 頭のなかには、もう目的地ができていた。 前途多難な人生になってしまった。 これを追い続けるのは、ちゃんちゃらおかしい話かもしれない。 そんな自分が、なんか嫌いになれません。 じゃ、また。

      • 無題2

         高1の文化祭で『シャーロック・ホームズ』をやった。僕はホームズ役だった。  終始シリアスな雰囲気漂うこの作品に、僕らはアクセントとしてボケを入れてみようとした。それもホームズとワトソンが事件の調査結果を話し合っているシーンでだ。2人は椅子に座っていて、ワトソンが途中で怒るので、その調子で地面を踏んでみんなで一瞬だけ合わせて飛ぶことにした。『ダチョウ倶楽部』のあのネタだ。  当時の僕はボケに対しての敬意を露も持っていなかったので楽勝だろうとたかを括っていた。  しかし現実は

        • 無題1

          ツッコミが好きだった。 自分はボケる人間ではないと、何か薄々気づいていた気がした。 小6のとき、クラスで"お笑い係"という係に入っていた。毎週金曜日かどこかの帰りの会で、コントだか漫才を披露するのだ。その時にボケていた子は、クラスでも人気者で失敗を恐れない明るい奴らだった。他方僕はその真逆。二番煎じ的にボケをやることはあっても、決して盛り上がることはなかった。 当時、サンドウィッチマン伊達さん、フットボールアワー後藤さん、博多華丸・大吉大吉さんの3人のツッコミが大好きだった

          シナリオに急展開!?

          シナリオを書こうとした。 こういうエンタメって、まずは描きたいものを心の赴くままに出してみて、次にしっかりとした形になるようにセオリーとか添削で手直しする、のが健全な順番だと思う。 なのに、僕がしたことは『だれでも書けるシナリオ教室』というハウツー本を買うことだった。次に、シナリオライター教室の無料体験に参加してみることだった。決して自分から筆を(キーボードを)取ろう(打とう)とはしなかった。 本を読んだら、「ああこんな型を使って作っていけばいんだな」と勝手に身についた

          シナリオに急展開!?

          広義今日

           使いたくない言葉ですが、つかいます

          過去に戻って収めたい(後編)

           さて、夜空に叫ぶ子供たちの話は、噂としてはファンの間で膾炙しているのだが、実際にそれを収めた映像はなかなか見つからない。なにしろ1967年なので、今のように携帯電話もなければビデオカメラを持っている人もほんのひと握りだっただろう。テレビカメラのクルーも黎明期とも言える。こんなハートフルで歴史的な瞬間が残せないのは、人類としてもったいない。  だから僕は、この日にカメラを持ってタイムスリップしたい。東京の一軒一軒をめぐって、光の戦士を愛する子どもたちの表情、涙、声をあますこ

          過去に戻って収めたい(後編)

          過去に戻って収めたい(前編)

           タイムマシンがあったら、人類は今まで何度そう思ってきたのだろうか。僕もその何万回かを担っている。とりわけ過去に戻りたい。僕にはずっと、一度観てみたい光景があるのだ。  1967年4月9日、地球で1人のヒーローか帰っていった。  スラリとした銀色のボディー、所々に走る赤いライン、胸に光るタイマー。日本が誇るヒーロー「ウルトラマン」の最終回が放送された日だ。  宇宙から円盤の群れがやってきて、全世界に攻撃を仕掛けると予告する。円盤から現れたのは宇宙恐竜ゼットン。アルファベ

          過去に戻って収めたい(前編)

          だから僕は書く

           『花束みたいな恋をした』という映画を観た。 この映画は至るところに伏線が散りばめられていた。 その中でも、僕の見つけた1つの伏線、麦と絹が別れた後のシーンだ。それまで2人はサブカルを好きな自分たちを愛していて、大衆文化に魂を売ることなんて忌み嫌っていた。なのに別れることが決まってからは、ハンバーグを作ってたべ、テレビ番組を観て笑っている。パンケーキもタピオカも口にする。こんな手垢がつきまくったコテコテの王道文化を楽しんで”しまって”いる。二人が大事に紡いできた”コンテンツ条

          だから僕は書く

          わすれた、さいあく

          三日坊主、ダメ、ぜったい。

          わすれた、さいあく

          いつから変わってた?

           よく「変わってるね」と言われることがあります。その始まりとも言えるような、人と違うことを嫌というほど感じさせられたエピソードについて書きます。   小学校6年生のとき、国語の授業のことだ。 『平和のとりでを築く』という単元を読んでいた。その途中で、「日本が軍隊を持つことについてどう思うか」という題名で、全員が200字の作文を10分程度で書いてみんなの前で発表していくことになった。  先生の合図のもと、クラス40人が作文用紙に向かって書き出す。まだ11.2歳の斜に構えた僕は

          いつから変わってた?

          胸に残るフレーズたち

           こんばんは。目次の付け方もわかってません。さしあたり毎日投稿をすることだけは達成したいので、内容のブラッシュアップとnote機能を使いこなすことはおいおい身につけて行きます。お見守りとアドバイスしてくれたら幸甚です。  さて、人生のいろんな局面で、思い出す言葉があります。それは僕が今まで触れてきたエンタメから来ているものが多いようです。その中でいくつか、好きな音楽やアニメのフレーズをお届けしたいと思います。   誰かの考えに全く賛同できない時に響きます。この曲を聴くまで

          胸に残るフレーズたち

          前略

          毎日描きます。