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薬機法のスペシャリストになるには

ライターの多田です。現在、漢方薬膳の専門家、薬機法監査の仕事を中心に活動しています。

薬機法とはどのようなイメージがあるでしょうか?ライターの方ならご存知の方も多いと思いますが、法律に関わることなので資格をとっても経験を身に着けられない人も多いと思います。

私もそのひとりでした。医療系のライターを続けているとよくクライアントさんに「薬機法の知識ありますか?」と聞かれます。資格を取得するまでは、「あまり知識はないです」とよくお断りしていました。

このままではいけないと思い、薬事法管理者の資格を取得しようと思いました。少し時間がかかってしまいましたが、なんとか資格は取得できました。でも私はそこで疑問に思ったんです。

今の知識だけで、薬機法のスペシャリストといえるのかということ。もちろん、以前に比べてかなりくわしくなりました。でも、どうしても薬機法チェックの経験を身に着けたい!と思いました。そんなとき、とてもいいお話が舞い込んできました。

それが、ある大手企業の薬機法監査のお仕事でした。私はもともと医薬品登録販売者という資格を持っているため医薬品の販売ができます。その募集内容には、「医薬品登録販売者の資格を持っていること」と書かれていました。

面接を経て週に3日企業で薬機法監査の仕事につくことが決まりました。実際企業で働いてみて思ったことは、いきなり出された広告を見ても、なんとなくしかできないです。もちろん、これはダメ、これはOKだとかはわかるんです。

ただし、言い換えとか、理由を説明するのが難しいんです。他の部門の方にダメな理由を説明したり、この表現なら大丈夫ですよ!というのは大きな責任がともないます。

私がやっとひとりだちできるまでに、半年くらいかかりました。それでも、まだまだ薬機法監査とたたかう日々が続きました。
今思えば、薬剤師さんに相談できる環境があったのはとてもよかったです。

残念ながら家庭の都合でこの会社は退社したのですが、私のこれからのライター人生にとてもプラスになったと思います。

結論:薬機法監査は、一筋縄にはいかない。資格をとっただけでは薬機法のスペシャリストとはいえない。実際に現場で働き、常に新しい情報(研修・講習)を受け続けることが大切だということです。

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