2023年を振り返って
フリーランスライターの多田です。今年1年を振り返ってみたいと思います。
今年も漢方に始まり、漢方に終わる1年でした。
そして今年は、出会いと別れの1年でもありました。
東京に行ったり、取材に行ったり、イベントに参加したり、専門家の方とお話ししたりするなど本当に実りのある一年でした。
大切な猫が亡くなるという悲しい出来事もありました。本当に大切にしていたので、亡くなってから3ヶ月位は何をしていたかあまり記憶がありません。それでも、手帳を見ると仕事はきちんとこなしていました。
私の健康について考えると、今年も風邪をひくこともなく、体調を崩すこともほとんどありませんでした。ただ、テニスで肩や腰を痛めたことはよくありました。でも痩せたかったという後悔はあります(これは毎年)
健康でいる秘訣は、漢方や薬膳の知識をいかすこと、運動を続けること、そして一番大事だと思っているのは、ポジティブでいることだと思っています。もちろん、しんどいことや辛いことはあります。でも一日経ったら忘れるようにしています。
病は気からという言葉がある通り、イライラしたり、できないことばかりに執着すると、心だけではなく体もすさんでいくからです。
漢方では「心身一如」(しんしんいちにょ)という言葉があります。
ココロとカラダはつながっているため、ココロが病んでしまうとカラダに影響を与えるという意味です。
仕事で嫌なことがあったり、自分の思い通りに行かなくなってしまうと、食欲がなくなったりしますよね。だから、せめてココロだけは健康でいようといつも思っています。イライラしたら、深呼吸!柑橘系の香りをかぐようにしています。
ただときどき、多田さんはいつもお気楽でいいね。悩みはないでしょう?といわれるのですが、そう見せてるだけです。(この言葉は地味に傷つきます。(笑))
とういうことで、1月から振り返って行きます。
1月
私はある企業で3年間、薬機法監査の仕事に携わっていました。(7月に退職しました)週に3日会社に通い、休みの日はライター業務をこなすといった毎日でした。1月は、会社の仕事、ライターの仕事、確定申告に追われていました。医薬品登録販売者の外部研修にも参加しました。オンラインで受けられるのですが、時間を作るのが大変でした。
2月
会社では、薬機法監査の仕事をしながら、新しい業務にも取り組みました。会社ではみなさんの前で発表したり、大人数が集まるミーティングに参加しました。フリーランスでは経験することがない業務にもたくさん参加しました。このようなご縁をいただいたことに今も感謝しています。専門家の方にインボイス制度の相談に行きました。
3月
私は3年前から「薬膳アカデミア」という中医学のスクールで、国際中医師の講座を受講しています。今月も月に一回オンラインで講義を受けました。7月の試験に向けて、少しずつ勉強時間を増やしました。この頃は、少し仕事の量が穏やかでした。
4月
これからの働き方について考えはじめました。会社員として働きながらライターを続けていくのか、ライター専業に戻るのかについて悩み始めたころです。
といっても、会社はとてもいい人ばかりで、人間関係もとてもよく、ライターをしていなければ、ずっと続けたいと思っていました。仕事内容も、社員の方とほぼ同じで、わからなければ薬剤師の方に相談にのってもらえるというとても恵まれた環境でした。
5月
5月の手帳を見ると「感謝の気持ちを忘れずに」と書かれていました。
私は仕事の相談にのってもらったり、仕事の紹介をいただくこともよくあります。本を書いた経験もあります。だからといって、いつまでも初心は忘れないように。と自分に念を押していたのだと思います。ライターを初めてからここまで来るまでにいろいろな苦労を重ねてきたからです。
6月
1年で一番仕事が忙しい日々でした。いつもお世話になっているクライアントさんから、新しいコンテンツを始めるのでお願いしたいといわれました。会社の仕事もすごく忙しかったので、寝る時間もありませんでした。その上、7月には国際中医師の資格試験がありました。私は試されてるんだと思い、絶対全部完璧にこなしてみせる!と張り切っていたことを覚えています。
7月
国際中医師の資格試験を受けました。6科目を3年かけて取得するのですが、今年は3科目受験し、1科目落としてしまいました。あきらかに勉強不足でした。それでも2科目合格できたのは本当によかったです。うちの家族の一員である猫が突然体調を崩しました。ずっと発作が続いていたので、会社をやめる決断をしました。
8月
会社を退職しました。辞めた理由は病気の猫のそばにいたかったからです。上司に相談したところ、みなさん快く見送ってくださいました。会社の人には「猫ちゃんのそばにいてあげてね。多田さんも体をこわさないようにね。」と優しい言葉をかけてくださっていたことを覚えています。本当に本当に良い会社でした。私が辞めたことで、本当にみなさんにはご迷惑をおかけしました。退職後2週間後に亡くなりました。そばにいられてよかったです。
9月
会社を辞めたので、少し仕事に余裕ができました。「仕事をもっと増やさないと!」と焦っていたころです。いろいろなところにメールを送ったり、クライアントさんに相談したりしました。Facebookなどでいろいろ書いていたら、少しずつ依頼が増えました。全国展開の薬局を経営する会社、大手通販会社からも依頼を受けました。オンライン薬局にはこちらから応募をしました。
10月
少しずつ動きはじめました。薬膳のランチを食べに行ったり、積極的に会いたいと思う人に会いに行きました。漢方スクールの先生から、ライターとしてテキスト作成のお手伝いをしてほしいといわれました。これもなにかの縁!東京に行かなければ!と思い、12月に東京に行く決意をしました。この頃から、来年や薬膳茶のセミナーと販売をしようと思いはじめました。
11月
またまた今年に入って2度めの忙しい月になりました。新しいコンテンツづくりのお手伝いです。ほぼ私ひとりで担当するので、とても緊張します。間違ったコンテンツは、読んだ人の健康にも関わってくるからです。何年かに渡って私に依頼してくださっていることを本当に感謝しています。2020年に書いた「漢方と薬膳の基礎知識」の増刷が決まりました。これほどうれしいことはなかったです。
12月
「薬膳アカデミア」の国際資格証書授与式・薬膳美食会に参加しました。
本当は試験に合格した方が参加するのですが、先生に相談をしたら快く参加を許可してくださいました。おかげで、多くの専門家の方やSNSでお見かけしたことがある方、出版社の方とお話をする機会をいただきました。
東京に行って本当によかった!と思いました。
年末に新しいお仕事のご相談を受けました。これまでの経験がいかせそうです。
ということで、12/31に即興で書きました。1年を振り返り来年に繋げたいと思います。今年初めて出会った方、これまで仲良くしてくださった方、来年もどうぞよろしくお願いします!
写真は、薬膳美食会で出された食事の数々です。