やりたいことを見つけるために始めたYouTube
私がYouTubeを始めたのは2年前なのですが、あの時は、自分のやりたいことを見つけるために色々挑戦していた頃でした。
挑戦と言っても、私の場合、何かを始めること自体に臆病になっていたので、何やってもいい、結果どうなってもいい、とりあえずやってみようという挑戦でした。
臆病になっていたのは、毒親問題と関係があるのですが、ダラダラ長話になってしまうので、新しく始める時にどう躊躇するのかだけ説明したいと思います。
何かを始める時、趣味でも何でも言えることですが、純粋に楽しむということが当時の私にはできないことでした。
2年前、自分の趣味や、やりたいことを見つけるために、YouTubeの他に写真撮影やブログ、Tシャツ作り、料理・お菓子作り、絵をやり始めました。
どれも元々、それなりにできるものなので、それらを思いついたのですが、思いつくまでは良いけど、始めることができない。
始めようとすると、「それをやって何になるの?」「それを仕事にでもするつもり?」「それでお金になるのか?」「そんなことしてる暇があるなら仕事しろ!」
という言葉が頭の中に湧いて出てくる。
これは両親と祖母に言われてきた言葉でした。
そこに両親と祖母は存在しないのに、言葉だけが頭にへばりついて取れない状態で、いつもその言葉に私は拘束されていた。
これが何かを始める時に私が躊躇してしまう理由です。
何かを始めようと殻を出ようとする度に、この言葉によって殻の中に引き戻される。
私と、特に母親は共依存という名の殻の中に一緒に住んでいましたので、そこから出ようとすると、母に引きずり戻されます。
物理的に殻の外には出ましたが、長いこと一緒に殻の中にいたため、精神的に母と離れることは困難で、それでカウンセリングを受けるに至りました。
自分を変えるために、カウンセリングを受けていたので、自分の趣味ややりたいことを見つけることも、私の重要な課題でした。
今から3年前の冬頃にカウンセリングを受け、翌年の夏頃に終了しましたが、その課題はカウンセリング期間中に自分で自分に課したことでした。
一刻も早く自分を変えたかったから。
まだ毒親育ちの問題を理解できなかった彼にとって、趣味ややりたいことが分からないということが理解不能だったようで、時々、「どうして分からない??」と彼は純粋な疑問を投げかけているつもりですが、私にとっては「追い詰められている」という感覚で、早くどうにかせねば、そんな想いもありました。
とりあえず、楽しめなくても、やってみる!
先のことは考えずに、ただやってみる!
そこから始めました。
興味が無くてやりたくないのか、やることに後ろめたさを感じてやりたくないのか、分からないけどなんとなくやる気が無い日でも、とりあえず外に出て、うさぎやリス、植物の写真を撮りに行ったりもしました。(アメリカ滞在中でした)
Youtubeは彼のススメでしたが、その時の唯一の趣味が読書だったので、書評を動画にしましたが、続きませんでした。
その時に作った曽野綾子さんについての動画だけ今も残しています。(アンチ曽野さんの関心も得ているようで視聴率が地味に伸びてる)
文章を書くことはできるけど、説明が上手くできない、それが続かなかった原因かもしれません。
留守電を入れるのに、予め自分で文章書いておかないと、頭真っ白になるほどですから。(笑)
動画も写真もアップするために作っているというより、動画は動画、写真は写真で撮りたいなと思ったら撮る。
その後、気まぐれにYouTubeでアップする。
自分の思い出を記録しているような感じなので、今後もまとまりのない趣味動画になると思います。
動画も写真も、すごくすごく好きでやっていることではないけれど、それをすることに後ろめたさを全く持っていない今、あの時挑戦して良かったと思っています。
山中湖で拾った白鳥の羽
左:彼が拾ったやつ 右:私が拾ったやつ
ここで拾いました。
毛根??
この毛根のような部分がかたくて、半透明になっているのが面白かったので拾いました。
ナウシカが拾ったオウムの目の殻みたいだなぁと思った。
余談ですが、この私のやりたいことをとりあえずやる挑戦を始めた時、彼に忠告しました。
「私のやっていることを絶対に否定しないで。」と。
何気ない言葉でも、私はどん底に落ちてもう二度とやりたくなくなるから。
嘘でも良いから、良い言葉だけかけて欲しいと、お願いをしました。
彼は私の言う通りに、否定せず、本当によく褒めてくれました。(元々褒め上手な人。笑)
そういう助けもあって、今、やりたいことを素直にやれているのだと思います。
環境は選んだ方がより良い効果があるよという話。
そして、私が彼に忠告とお願いをするという行為は、自分で良い環境を作り出したということ。
環境は自分で選べるし、作れます。
必要なのは勇気だけ。
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