見出し画像

そのクラファンNFTでやる必要あるんでしたっけ?

本日は、とてもスタイリッシュな言語化記事がTwitterで流れてまいりました。
VeryLongAnimalsというNFTコレクションのファウンダーさんである、Akimさんです。

Akimさん、私はフォローできていなかったのですが、とてもスタンスが同じくしており言語化にとても感動しました。ぜひ、ご一読いただければ。

さて、以下、私なりに、少し掘り下げます。

Web3リアリティに打ちひしがれるNFT界隈

  • 暗号資産と仮想通貨を用意する障壁

  • 盗難・詐欺のリスク

  • 少なすぎる参加者数

ビジネスとして何かを回していくことはとても難しいと思わさせられます。

NFTやブロックチェーンを利用することで、クリエイターがより報われる世界を作れる、そのための効率的な手段であることを標榜しつつ吹いて回っていたものの、改めて、そこまで行くには5年単位の期間が必要だと考えています。

サブスクの音楽配信だって、7年もの歳月をかけてココまできております。これから、クリプト・NFTを使ったサービスはまだまだモドカシイ期間を過ごしていくことになるはずです。

私は今週の土曜日に、文芸プロジェクトのクラファンをNFTを用いて行う予定です。

このNFTのクラファンだって、Web2の仕組みを使って、実施するほうが効率的ではないか?

現時点、完全に反証できるだけのモノはないはずなんです。
何を行ったとしても、閉鎖的なところですから。
では、なぜ、NFTのクラファンなのか?

私なりの答えは2つあります。

  1. 「所有」の楽しさを感じられる

  2. 新しいクリエーションを応援するコミュニティ

「所有」の楽しさを感じられる

ここに関しては、データの発行枚数が決まっているからこそ、その証を本に、IPへの帰属意識や所有意識が創出されるわけでして、同じことはWeb2のクラファンには不可能じゃないけど、結構コストかかりますよ。(ナンバリング入りのグッズとか)
しかも、グッズだとデジタルでドヤれないですし、NFTでやってることをちゃんとWeb2で実現することが難しいのも確かです。

意匠(画像)が入るNFTだからこそ何か、そこに、私たちは特別な意味付けを感じてしまうわけで、そこに特別な利点がなければ、1万数千人のNFT勢はここまで熱狂いていないと思うんですよね。

新しいクリエーションを応援するコミュニティ

見回してみると、資本主義の会社に出来るエンタメって、固いものばかりじゃないですか。ファンがついて、成功を確信できるものって、ワンピースだったり、ガンダムだったり、鬼滅の刃だったり。

私はゲーム開発のキャリアのうち半分以上がIPタイトルを担当していたので、飽きちゃっているところがあるんます。
エンタメってこれだけじゃなくてもいいはずなんです。

現状、オリジナルIPのコンテンツにまとまった制作費をクリエイターへ渡す方法がありません。
企業がその価値を査定してしまうと、投資対象にできないからです。
個人の支援者の投機的な思いがあるにせよ、個人の支援者がクリエイターに制作費を渡せるとなると、このことは新たな日本の名作を作り出す契機になるかもしれませんね。
もちろん、金銭以外に本業が終わったあとに稼働やSNSの拡散だって立派な支援だし、それが自然発生するコミュニティの力はNFTならではと思えます。

土曜日のクラファンは400枚のNFTの在庫を用意しています。
正直、この市場状況なので売りきれないかもしれません。

その一つに、Web小説サイトのコミュニティの方の大半が暗号資産をお持ちじゃないので、十中八九、買えないこところがモドカシイのです。
二次創作を書いていただければ、購入資金をご提供するキャンペーンもやっております。ぜひ、ご利用ください。

ベース、オリジナルIPの育成にはとても時間がかかります。
売りきれなかったとしても、一歩一歩、着実に魅力的なコンテンツを積み重ねていきますから。
長いNFTのアダプションの期間になるでしょう。
焦らずに良いものを作っていきましょうか。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?