ひねくれ者
結婚式というものに昔から全く惹かれない。
結婚とは古来より本当にセンシティブなワードだと思う。
結局世の中誰かの幸せは誰かの地雷なのだけれど、
結婚はその中でも地雷力が高すぎる。
してるしてないによる社会的ステータスの違いがまだまだ大きいし、結婚について他人は余計な口を挟んでくる。
仮に結婚したとしても相手のステータスとか経済状況とかその他もろもろ他人と比較しては様々な感情を抱くことも多いのだから、こんな個人的なことは個人で済ませれば良いのにと思ってしまう。
絶対集合写真を人差し指と中指で拡大したら鬼の形相で映っている人いるよと思う。
みんなで幸せを祝福し、一族の中に迎え入れることを証明する大切なお祭りなのは重々承知なのだけれど、そんなに盛大にする必要ってあるのかな?
自分と相手だけが
「幸せだね」
「そうだね」
「ずっと一緒にいようね」
「もちろんよ」
と言い合えばそれだけで十分ではないかと思う。
結婚したくてもできない人や、お金がないのに無理やりご祝儀を絞り出してきてくれる人に、「私たち友達でしょ?」と友達ハラスメントを押し付けて招待するなんてきついなと思う。(お金がない独身時代招待された時は本当にキツかった)
それぞれの生活もある中、余興の準備にお金や時間もかかるし。
社会人二年目ぐらいの頃、いつも仕事に追われていて、休日返上で残業しまくっている先輩が、「週末実家に帰ります。友達の結婚式なので。」と言って、関東から関西に新幹線で弾丸帰省している様を見た。
友達の結婚式というものは、あれだけやらなければ死ぬと言わんばかりの普段の仕事を放棄させる効力があるのかと感心した記憶がある。
これは仕事に対しても思うのだけれど、なんの権利があって強制的に他人の時間を支配しうるのだ?と思う。
支配されるのが当たり前とこちらも思考停止になっていないだろうか。
もっと全てにおいて多様な選択肢を持てる世の中でありたいものだなぁ。
※この記事は結婚式肯定派を貶める記事ではないため、悪しからず。個人の一意見です。肯定派と議論を交わす気もありません。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?