見出し画像

健康・福祉をもっと世界へ〜

500万人を超える子供が、5歳の誕生日を迎える前に命を落としている。

日本では、なかなかイメージがしづらいが、40人学級で4人が亡くなっているという計算になる。

医療技術が発展している先進国とは対照的に、その多くは、サハラ以南アフリカと南アジアで住んでおり、5人に4人が5歳未満で死亡している。

移動する医療現場に足を運ぶ人々。安定的に医療を受けられない人々は、自分たちで医療現場を探さなければならない。

また、開発途上国は、子供だけでなく妊産婦死亡率も高く、先進国の14倍にものぼる。

多くの人に、健康と福祉が行き渡っていない現実が世界にはあるのだ。

この原因は一体なんであろうか。

・水、環境衛生が整っていない

途上国では、綺麗な水を入手する事が難しく、加えて衛生環境が劣悪で、健康と福祉の妨げになっているのだ。

現在でも6億人を超えるひとが、綺麗な水を飲む事が出来ず、雨水や動物の糞・尿が混ざった水を摂取している。当然、体に害があり、下痢などを引き起こして亡くなってしまうケースも多い。

多くの開発途上国で、水汲みは子供の仕事である。水汲みをしている時間が長いため、教育などに充てる時間も体力も残されていないのだ。

・医師、医療従事者の不足

日本は国民414人に対し、1人医師がいる。

一方で世界では、数万人に対し、1人しか医師がいないという国もある。

基本的な医療サービスを受けられていない人は、世界70億人の人口に対し、36億5000万人と半数もいる。

人数があまりに足りていないのだ。

世界で活躍する日本人医師

ミャンマーで活躍する笠井 裕一医師。患者と現地スタッフとのやりとりを見るだけでも人柄が伺える。

カンボジアで活躍する岩田 雅裕医師。フリーランスで活動される医師で、日本とカンボジアを自費で行き来されている。

お二人とも、日本と比べて、医療設備が行き届いていない事を懸念されていた。

彼らの活躍には、同じ日本人として大変頭が下がり、誇らしい。

私たちにできる事は・・・

企業・団体でも健康・福祉に対しての貢献は高い。

⇨マレリ株式会社『2020年までに、交通事故による死傷者を半減させる。』

自動車関連サプライヤーとしての目標である。自動車ユーザーの多い国では、交通事故を減らすことも健康や福祉に繋がる大事な取り組みである。

⇨株式会社ヤクルト『健康に貢献する商品の研究・開発に技術革新も図りながら取り組む』

国内大手のヤクルトも得意分野を活かして、SDGsに取り組んでいる。

⇨長崎大学『熱帯医学研究所の感染症の研究・人材育成』

大学側も研究分野・人材育成で支えている。

・個人で出来る事は・・・

・寄付、募金
※一番、身近なのが寄付と募金である。『継続の寄付』と『都度の寄付』があるので、求めやすい方で始めてみるのもあなたに出来る貢献のひとつだろう。

・ボランティア
※ボランティア活動に参加する事もひとつだ。何も医療、健康、技術に関する知識がなくても、サポート出来る活動もあり、支える事で出来る社会貢献ともいえる。

・活動を広める
※何もできなくても、活動を広めることは出来るはずだ。周りの人に情報を発信する事は、一人でも多くの方に興味を持ってもらえることの可能性を広げる。

日本は、長寿大国で世界1位だ。平均寿命84.2歳の日本において、健康や福祉を脅かされる事は、開発途上国と比べて少ないだろう。

平均寿命が最も短い国アフリカのレソトでは52.9歳。

日本の還暦さえ迎えられない方が多いのだ。

健康・福祉に手厚い日本だからこそ、世界の健康・福祉に対してリーディングできることは多くあるはずだ。

SDGs 目標3「すべての人に健康と福祉を」

小さなことから進めていけば大きな成果に繋がることを信じて・・・




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?