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【その他】意思疎通能力を疑う依頼文たち【地獄度 : ★☆☆】

依頼文は安売りチラシではない

早い者勝ち!
リピーター歓迎! 

なんの話だ?と頭をひねる文句が躍る、ライター募集の項目。
これ、某クラウドソーシングサイトで実際に (そして頻繁に) 見かける案件タイトルの一部です。
そしてだいたい、搾取案件。

搾取案件の闇に関してはこちらもどうぞ!


自分で書ければライターはいらない

こういう依頼文で、どんなライターが集まるというのでしょう。
ええ、アルバイトライターですね。
「これなら簡単そう!」「わたしにもできそう!」っていう人たちです。
プロフェッショナルは寄ってきません。
そんなポンコツばっかり集めてどうするのかと思いますが、まあ、そういう需要があるんでしょう。

ま、書けないからライターを雇うんですもの。
言葉を使い分けるという発想がそもそもないのかもしれませんし、原稿の質など考えたこともないのかもしれません。
もしくはもっと露骨に、ライターをカモだと思っているタイプの案件なのかも。

詳細はわかりませんが、そういう人に限って、ライターのクオリティがどうとか騒いだりするようです。
ギャグかよ。

巷にあふれる素人ディレクター

ぼくは発注側ではないので実際のところはわかりませんが、クラウドソーシングサイトで求人を出しているのは人事ではなさそうです。
編集部にディレクターという役職があり、その人たちが自分の下につくライターを集めています。
そしてこのディレクターというのは、ライターたちのキャリアアップした姿なんだとか。

もちろん実力のあるディレクターがきちんと管理して、チームとしてうまく回している会社がほとんどでしょう。
現に、ぼくがお世話になっているディレクターさんたちはきちんとした人ばかりです。

しかし風の噂には、毛の生えた素人がつるつるの素人を集めてふんぞり返っているとしか思えない現場の話も流れてきます。
ネット上では「ライター始めて〇カ月でディレクターに!」とはしゃぐ声も。

たぶん、そういう連中だと思うんですよ。
わけのわからない依頼文を書いてくるのは。

なに書いてるのかわからないやつは、話してもわからない

繰り返しますが、完璧な文章が書けるならその人が書くんですよ。
なにかを伝えたいのにうまく言葉にできないから、お金を払ってプロを雇うんです (もちろん、そうじゃないケースもありますが)

だからライター側は最初の連絡から試されている。
間違っても「意味のわからない文章」を書いてはいけません。
というか、そんな文章しか書けないようならライターになってはいけません。
「誰でもなれる」と「猿でも書ける」は違います。

とはいえ、地雷だなと思う相手は最初から地雷です。
意味が通じないので言葉が通じません。
やり取りをしていても必要な情報が得られず、いつのまにか依頼の内容まですり替わる…なんて、怪談のようなことが起こります。
怖いですね。

依頼文から相手の質を見抜け!

自分が書けるかどうかは別にして、本来であれば、依頼する側は文章のプロであるべきです。
でなければ納品された記事の良し悪しが判断できませんからね。
けれども実際には、「まともに書けない (し、わからない) から外注する」ことも多いというのが現状です。

どんな業界でもそうですが「とにかく売れるやつ作ってよ!」みたいなのに捕まると、消耗するばかりです。
「どうやって売るか」を考えるのは依頼する側の仕事、それをよりブラッシュアップして形にするのがライターの仕事です。

特に相手の素性がわからないクラウドソーシングサイトでは、相手がどれくらい真剣に仕事をしようとしているのか見極めるのは案件の依頼文です。
適当な文で人を集めようという人なら、仕事の質もその程度ということ。
本当に怖いですね!!

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