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我が子の名前を「デュエル」で決めてみた。

世のパパママたちは、子どもの名前をどうやって決めているのだろうか?これは昔から疑問だった。だって、子どもの名前って、めちゃくちゃ重要じゃないか。人の一生を左右すると言っても過言ではない。それを決めるなんて荷が重い...そんな風に思っていたのだが、私たちの子どもの名前は、わりとすんなり決まった。

というのも、私には昔からぼんやりと「この名前、いいな〜」というのがあり、紆余曲折を経て、結局はその名前に決まったのである。

名前の悩み

上述の「この名前、いいな〜」と思っていたのは、結婚するずっと前のことだったのだが、いざ妊娠し、夫に伝えてみると、夫もその名を気に入ったと言う。

それならば現実的に検討しようと調べ始めたところ、その名は、なんとここ数年の名前ランキング上位だったのだ。これには「え〜」である。流行りの名前をつけたみたいになってしまうのが気になり、加えて、ここ数年で生まれた知人の子どもに似たような名前が確かに多かった。(完全に同じ名前ではないが、音が一緒)それで、悩み始めてしまったのだ。

我が子の名前デュエル

そこで、7月の後半(妊娠7ヶ月)、夫と2人でデュエルをすることにした。

どういうことかと言うと、その日までに互いに"いいな"と思う名前をいくつかピックアップし、それを一つずつ紙に書いて「せーの」で出し合うのである。そこには上述した名前は含まない。ややこしいので上述の名前を仮にスワニルダとでもしよう。

互いに10個ずつ候補を出し、それらを戦わせ、その中の1位を決める。そして最終的にそれとスワニルダで対戦してどちらが勝つかを決めるのである。つまりスワニルダはシードというわけだ。

デュエル当日。互いにこの日のために厳選した名を紙に書き、一枚ずつ「せーの」で見せ合った。ところが。

「あ、その名前私の候補にもある」
「その名前、僕の方にもある」

なんと、互いの候補がかぶったのだ。その現象は1回だけにとどまらず、なんとその後も度々互いの候補がかぶるというまさかの事態。ここでこんなに夫とシンパシーを感じることになるとは。

結局4つ候補がかぶったため、出た名前は16個であった。

この中から、最終的に3つくらいに絞られ、さらに1位〜3位まで順位をつけた。

1位の名は、互いに「読み」が気に入って最終候補に残ったのだが、どうにも漢字がうまくはまらない。意味合い的にはこの漢字が良いかなというものもあったのだが、それだと当て字になり、すっと読めないのだ。

実は私も夫も、自身の名前の読みが珍しく、すっと読んでもらえないというストレスを抱えて生きてきたので「読める」というのが結構譲れないポイントであった。今でこそ珍しい名前も多く、一発で読めない名前の子も多いとは思うのだが、毎回言い間違えられて訂正したり、都度読み方を確認されたりという経験をしてきた我々は、そこがどうしても気になってしまった。

「この名前響きはすごく好きなんだけどな〜」
「漢字がね〜」
「これじゃ読めないよね〜」
「じゃあこっちの漢字は?」
「それは字面がいまいちだよねえ...」

一方、シードで控えるスワニルダはというと、恐らく100人中100人正しく読めるであろうと思われるようなシンプルな名だった。

というわけで、お互いに出し合った候補の1位とスワニルダを並べた結果、すっと読める方がやはり良いのではないか、そもそも、昔から良いなと思っていた名前をつけなかったら、あとからやっぱりあの名前にしておけばよかったかも...と思うのではないか?と言われ、そう言われるとそんな気もし、一周まわって、結局スワニルダにしようということに決まったのである。

流行りの名前ではあるようだが、私の周りにはストレートにその名の人は今のところいないし、どれだけ流行りだとしても、同学年に5人も6人もいるということはないだろう。(私たちの頃で言うカオリ的な?)

デュエルは結局何だったんだと言われそうだが、互いに出し合った候補を含めて再検討したことで「やっぱりこの名前が良い」と自信を持って思えたので、やってよかったと思う。(楽しかったし)

皆さんはどうやって名前を決めたのだろうか?あまり他人のおうちの名前決め事情を聞いたことがないけど、興味があるので、もし良かったらぜひ教えてください。

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