蓄財するために必要なのは、テクニックよりマインド?

こんにちは、ひらっちです。久しぶりに2日連続の投稿です。ちょっと仕事も落ち着いているので、今のうちに色々と書いておこうかなと。それにしてもこちらは、ものすごい雪です! 農作物への影響がちょっぴり心配ですが、なんとかうまく乗り切りたいと思います!

<いつものように簡単な自己紹介です>

僕は、地方国立大学を卒業後、ブラック企業で営業マンを経験。その後、フリーランスのライターとして独立開業、さらに数年後、新規就農して農業をスタートさせ、2020年現在、好きな仕事を選びながら人生を謳歌する「ほぼセミリタイア生活」を実践しているアラフォーです。

このnoteでは、特に20・30代のビジネスパーソンの皆さんに、僕の経験に基づいた「人生を楽しく過ごすための技術」を提供し、少しでもたくさんの方に「幸せな毎日」を掴んで欲しいと考えています。どうかお付き合いください。

現在、『マイナビ農業』で不定期連載中! 農業にご興味のある方はぜひこちらもご覧ください! 

■2年ぐらいずっと右肩上がりだった株価ですがそろそろ…

あらためまして、ひらっちです。今日は「お金」「投資」あたりをテーマに書いてみたいと思います。

このnoteをご覧のみなさんは、大きく2つのグループに分かれるんじゃないかな?と思います。一つは「農業」をきっかけにたどり着いた方、そしてもう一つが「投資」「お金」に関連した情報を求めてやってきた方です。

後者の人たちにとって、新型コロナの感染拡大以降は、ずっと「雲一つないような晴天」だったと思います。新型コロナが世界中に広まった2020年初めにドカンと下がった株価は、ほぼ一本調子で右肩上がりを続けてきました。

大幅に値下がりしたタイミングで投資を始めた人、積み立て投資をスタートさせたという人にとって、この2年あまりの間は、投資に対して概ねポジティブな印象を持ち、かなりのホクホク顔だったに違いありません。

そりゃそうですよね。若干の値下がりがあったものの、しばらくすれば、またもとのように右肩上がりの軌道を描いていく。これほど楽なことはないっていうくらい、波風のない順調な航海が続きてきたわけですから。

ただ、今年に入ったあたりから、だいぶ様相が変わってきました。特に日本株を中心にかなり株価が下がってきています。「そろそろまた上がるかな?」というタイミングでもさらに下がっていく。「え?大丈夫?」と不安を覚えている投資初心者の方も結構いらっしゃるかもしれませんね。

■あなたは、動き続ける「欲望のゴールポスト」を止められますか?

ここのところ、かなり忙しくてあんまりじっくり読書する時間を作れませんでしたが、それでも本屋さんには定期的に足を運び、ビジネス書コーナーを中心にウォッチすることは欠かさずに続けています。そんな中、最近手に取ったこちらの本が、かなり良かったのでご紹介したいと思います。

『サイコロジー・オブ・マネー 一生お金に困らない「富」のマインドセット』という本です。タイトルから内容があんまり連想できず、装丁もシンプルなのでそこまで注目されていないようですが、Amazonレビューが相当高評価であることからも分かる通り、かなり面白く、そして投資初心者の方がどんなマインドで投資に向き合えばいいかを学ぶのにうってつけの良書です。もしかしたら、僕の2022年ベストになるかも??

僕の家では、以前から「足るを知る」という言葉を家訓にしています。僕も、妻も、大好きな言葉なのですが、蓄財をするうえで、絶対に欠かせないと思っているのが、この「ほどほどで満足する」という考え方です。

本書では「これで十分」だというマインドを持てずに失敗してしまった2人の男の事例を紹介しています。そして、「動き続けるゴールポストを止めよ」という言葉を使い、欲望を際限なく肥大化させ、満足感よりも野心が大きくなっていく状態に陥らないように警鐘を鳴らしています。

 これは危険な状態だ。1歩前進するごとに、ゴールポストが2歩前に動く。求めるものが、どんどん遠くに離れていく。結局それに追いつくには、大きなリスクを取るしかなくなってしまう。
 現代の資本主義は2つのことに長けている。「富を生み出すこと」と「羨望を生み出すこと」だ。この2つは良い効果を生むこともある。ライバルに負けたくないという気持ちは、努力の燃料になるからだ。
 だが、「十分」の感覚がなければ幸せは遠のく。古くから言われているように、幸福とは、「結果から期待値を差し引いたもの」なのだから。

「幸福とは、結果から期待値を差し引いたもの」。確かにそうだなぁ~と思わず膝を打ちました。

もちろん、期待値を過度に低くする必要はないけれど、期待値を過度に高くし過ぎるのは考えもの。ほどほどで満足できる人になれれば、日々の何気ない一瞬一瞬に満足でき、自然とお金も貯まっていく。改めてマインドの大切さに気付かされる1冊です。

■まとめ

これは完全に個人的な印象ですけど、日本人が投資に取り組むうえで重要なのは、どんな銘柄を選定するのかとか、チャートの読み方とか、そんなテクニックの部分ではなく、マインドの部分なんじゃないかな?と思っています。

そもそもリスクとの付き合いに慣れていない。社会人の大半が安定した会社員であり、お金に限らず、リスクと付き合った経験がない人がほとんどなので当然です。

今回紹介した本では、そのほかにも、

貯金とは、「収入からエゴを差し引いたもの」である。

とか、

「夜、安心して眠れること」を優先してお金の管理をすべし

とか、

「誤りの余地」を何よりも大切にする

など、投資の世界だけでなく、ビジネスや人生においても役立つ金言がたくさんちりばめられています。もしよかったら立ち読みでもいいので、一読して見て欲しいと思います。僕がこんなこと言ったら怒られそうですけど(笑)。

そして、リスクと上手に付き合い、人生の自由を手にする人が少しでも増えてくれると嬉しいなぁ~なんて思います。

自由とリスクはお友達です。必ずセットでやってきます。リスクとの付き合い方を正しく学ぶことは、自由を手に入れるための必修科目ですよ。

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