コンビニとスーパー、本当はどっちがお得?
おはようございます。ひらっちです。今日も雨ですねぇ。う~ん…。どうしても沈みがちですが、ここは気持ちを切り替えて金曜日を乗り切りましょう!
<いつもの簡単な自己紹介です>
僕は、地方国立大学を卒業後、ブラック企業で営業マンを経験。その後、フリーランスのライターとして独立開業、さらに数年後、新規就農して農業をスタートさせ、2020年現在、好きな仕事を選びながら人生を謳歌する「ほぼセミリタイア生活」を実践しているアラフォーです。
このnoteでは、特に20・30代のビジネスパーソンの皆さんに、僕の経験に基づいた「人生を楽しく過ごすための技術」を提供し、少しでもたくさんの方に「幸せな毎日」を掴んで欲しいと考えています。どうかお付き合いください。
■結局のところ、一般庶民がお金持ちになるにはまず「節約」
あらためまして、ひらっちです。今日は、身近な話題を取り上げてみたいなと思います。
みなさんは、買い物をするとき、コンビニに行きますか? それともスーパーに行きますか?
すでにこのnoteでも書いていると思いますが、長期の株式投資で得られるリターンは、せいぜい年間3~5%程度です。例えば、あなたが頑張って1000万円を貯金し、それを全て投資に回したとしても、配当として得られるのは年間50万円ぐらい。これが1億円になったとして、やっと年間500万円です。
そこまでお金が貯めた頃には、もう「アーリーリタイア」ではなく、普通のリタイア(引退)時期に差しかかっている人という多いと思います。
つまり、投資の元手が少ない一般庶民にとって、投資から得られるリターンというのは、蓄財への影響がそれほど大きくない、ということです。
トマ・ピケティさんの著書『21世紀の資本』で指摘されている「r>g」そのもので、結局、金持ちが有利すぎる歪んだゲームになっているわけです。無理やりたとえるなら、ドラクエの勇者の強さが、親の財産で決まるみたいなものでしょうか。(…ちょっと違うかな?)
じゃあ、一般庶民が蓄財を成し遂げるためにはどうすればいいのか?といえば、それはずばり「倹約」です。とにかく節約する。これ以上に有効な蓄財の手立てはありません。お金持ちがケチなのではなく、ケチだからお金持ちなのです。
というわけで、巷のマネー本の多くが「節約のコツ」をアドバイスしています。なかでもよく見かけるのが、「コンビニではなく、スーパーで安く買い物をしよう」というもの。確かにコンビニの品物は、スーパーに比べると2~3割高いことが多いですから、すべてをスーパーで購入すれば、節約に繋がることは間違いありません。
■フリーランスにとって、スーパーでの買い物は本当にお得なの?
サラリーマンの場合、仕事中に買い物に立ち寄っても、給料が変わるわけではありません。休日に買い物に行っても、もともと給与とは関係ない時間ですから、出費を抑えた分はそのままお得になる、というわけです。
では、フリーランスではどうでしょう。よほど暇をしている人でない限り、少々のお金よりも時間が惜しいという方が多いのでないでしょうか。そんな稼いでいるフリーランスが、ドリンクを買うために、その都度コンビニではなくスーパーに来店していたら…?
コンビニであれは2~3分で購入できるドリンクが、スーパーなら10分ぐらいかかることもあると思います。例えば、コンビニが2分、スーパーが12分だとした場合、10分をムダにします。仮に、1時間あたり3000円稼ぐ方の場合、500円損しているのと同じことです。
要するに、単純に値段ではなく、時間のロスも計算に入れないと、トータルで損してしまうよ、ということです。実は僕も、昔は常にスーパーで買い物をするように心掛けていました。でも、よくよく考えたら、効率がとても悪いんですよね。だから今は、コンビニで買い物を済ませることが圧倒的に多いです。
もちろん、「スーパーでまとめ買いすればいいじゃん!」という反対意見もあるでしょう。では、あえて質問しますが、「無駄なものは全く買っていない!」と胸を張って断言できるでしょうか。
スーパーでは、買い物かごを手で持ち歩くより、カートにカゴを乗せて買い回る方が、購入する品物が多くなると言います。スーパーだって商売です。巧みな誘惑で、少しでも大量に購入してしてもらえるように工夫されています。こうした誘惑を完全にシャットアウトできる「鉄の節約マインド」をお持ちの方であれば大丈夫ですが、そんな人は小数派だと思います。
■まとめ
コンビニか? スーパーか? その結論は、あなたの時給と照らし合わせて判断するのが正解です。
例えば僕は、フリーライターの仕事をご依頼いただく際、1時間3000円を下回るような案件は基本的にお断りしています。サラリーマンの時給と比較すると、これぐらいの金額が取れないと、独立してリスクを取りながら仕事をしている意味がないからです。(もちろん、実績づくりが必要な駆け出しの頃は、ちょっと状況が違うと思いますけどね)
この時給を基準にするのであれば、僕の場合、1分には50円の価値があります。この「1分50円」を基準にしておけば、経済的にベストな選択かどうかを瞬時に判断できる、というわけです。
さて、あなたの1分はいくらですか? よろしければこの機会に計算してみてはいかがでしょう? なお、くれぐれも恋人や友人に「私の1分は50円だから!」なんて使うのはやめましょう。絶対に嫌われますからね(笑)
<おすすめ参考図書>
■私の財産告白
言わずとしれた蓄財分野の名著中の名著です。先ほどAmazonで見たら「ベストセラー1位」になっていたので、何かで紹介されて話題になっているんですかね? 著者は1952年にお亡くなりになっていて、ずいぶん古いのものですが、「月収4分の1天引き貯金」「職業の道楽化」など、現代のビジネス書でも全く同じようなことが言われ続けています。本は「歴史の風雪に耐えたもの」こそ良書です。今でも色あせることがない蓄財の王道が書かれているので、未読の方はこれを機会に手にとってみてはいかがでしょうか?
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