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『ギリギリFIRE』、あなたならアリ?それともナシ?

おはようございます、ひらっちです。今日は朝からがっつり農作業です。年に数回の農繁期の真っ最中! とにかく頑張って駆け抜けます!!!

<いつものように簡単な自己紹介です>

僕は、地方国立大学を卒業後、ブラック企業で営業マンを経験。その後、フリーランスのライターとして独立開業、さらに数年後、新規就農して農業をスタートさせ、2020年現在、好きな仕事を選びながら人生を謳歌する「ほぼセミリタイア生活」を実践しているアラフォーです。

このnoteでは、特に20・30代のビジネスパーソンの皆さんに、僕の経験に基づいた「人生を楽しく過ごすための技術」を提供し、少しでもたくさんの方に「幸せな毎日」を掴んで欲しいと考えています。どうかお付き合いください。

現在、『マイナビ農業』で不定期連載中! 最新の記事はこちら。農業にご興味のある方、特に新規就農をお考えの方はぜひご覧ください!

■大好きな番組『ねほりんぱほりん』が、新シリーズで「FIRE」を取り上げていました

あらためまして、ひらっちです。今日は久しぶりに「FIRE」「早期リタイア」をテーマに書いてみようと思います。

というのも、NHKの大好きな番組『ねほりんぱほりん』で、FIREを達成した人が紹介されていたからです。

『ねほりんぱほりん』、毎回面白いですよねぇ~。普段なかなかご縁のない世界の人に、ゆるーいトークで結構深いところまで切り込んでいくのがいつ見ても楽しいです。お好きな方も結構多いのではないでしょうか?

そんな『ねほりんぱほりん』の新シリーズの1回目のテーマが「FIRE」。しかも「ファットFIRE」と言われるような超富裕層ではなく、ギリギリまで生活を切り詰めてリタイアの道を選択した「リーンFIRE」、番組では「ギリギリFIRE」の人たちが登場し、普段の生活ぶりやリタイアを選択した思いを紹介するという内容でした。

…ちなみに、もし「ひらっちさん、まずはネタバレなしでじっくり番組を見たいよ」という方がいらっしゃったら、以下は番組を見てから読んでもらった方がいいかも。見逃し配信や再放送もあったりするので、一度見てからまた戻ってきてもらえればと思います。

■圧倒的な節約力があれば、あんまり金融資産がなくても大丈夫?

番組では、2人の男性が登場していました。1人は30代、もう1人は20代。前者が金融資産3000万円、後者が900万円という、通常のFIREの概念ではありえないくらい少ない資産でリタイアを決断しています。

理由は共通していて「会社勤めが嫌だったから」。自由にならないのが、どうしてもストレスで仕方がない。その気持ちが背中を押したようです。「FIREをしてやっと酸素が吸えた」という20代男性の言葉が印象的でした。

もしかしたらこのnoteをご覧の方のなかにも、同じような想いを抱いている方が結構いるかもしれませんね。これが一番の動機で「FIRE」に興味を持つ人が多いようですから。

2人がすごいのは「圧倒的な節約力」です。月の生活費はどちらも月5万円ほど。特に目を見張るのが家賃の低さです。1万円台、2万円台と、ものすごく安い。地方に住む、事故物件を選ぶという彼らなりの工夫がなせる業です。

個人的には事故物件は避けたい気がしますが、地方に住むは全然あり。というか、僕もそれを選んでいますからね。

僕が住んでいるのも2DLで3万円くらいの賃貸です。「家賃を制するものが節約生活を制する」といって過言ではないと個人的には思っています。

もちろん、問題点がないわけではありません。2人は「結婚しない」と固く決意しているようですが、20~30代でそれを決めてしまうのはいささかもったいない気もします。

同じような発想のパートナーができ、ストレスが少ないアルバイトでも挟んでいけば、今みたいな自由な暮らしを手にすることも、そんなに難しい話ではないと思います。

子育ても工夫次第でなんとかなる。支援制度も色々とあるし、奨学金なども拡充傾向にあるので、もし「子どもが欲しい」のであれば、そういう道もぜひ検討してみてほしいなぁ~というのが僕の思いです。

■まとめ

2人の選択は、裏を返せば「人生の三大支出のインパクトがいかに大きいか」を浮き彫りにしていると言えます。住宅資金、教育資金、老後資金の3つですが、今のところ、2人はこのインパクトを全て回避できています。住宅は圧倒的に安い賃貸で済まし、結婚・育児がないから教育資金の心配もない。老後もだいぶ先の話ですからね。

今後を考えるうえで重要なのは老後資金です。そこを直視していないというか、生活費が月5万円ではなかなか対策も打てないので、将来結構クリティカルな問題になりそうです。とりあえず免除申請をして国民年金保険料を払わず、将来半分をもらえる権利だけは確保しておく。あとは今のうちから少しだけアルバイトして運用に回すというのが現実的な解ですかね。

なにより2人が「不安がない」と言っているのが印象的でした。たとえ「無知ゆえ」という部分があったにしても、「多様な生き方があっていい」と宣言しているようで、なんだかいいなぁと思いました。

「みんながこの選択を取ればいい」というわけではなく、「ストレスがすごいなら別に逃げてもいい」と知ることで、きっと救われる人も多いと思います。結局、自分の人生は自分で決めればいい。決められたレールを外れ、自分らしく生きられる人がもっと増えてくれるとうれしいなぁと思います(^^♪

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