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自分の仕事のリスクも考慮して投資しようね!

おはようございます、ひらっちです。6、7日がお休みだったという方にとっては、今日がGWの最終日ですね。いかがお過ごしでしたか?

僕はすでにGW明けのフルスロットルモードの突入中。6日も7日も取材があり、明日10日から3日連続で取材の予定です。緊急事態宣言も各自で発令されておりますが、やれることをコツコツと頑張っていきましょう!

<いつものように簡単な自己紹介です>

僕は、地方国立大学を卒業後、ブラック企業で営業マンを経験。その後、フリーランスのライターとして独立開業、さらに数年後、新規就農して農業をスタートさせ、2020年現在、好きな仕事を選びながら人生を謳歌する「ほぼセミリタイア生活」を実践しているアラフォーです。

このnoteでは、特に20・30代のビジネスパーソンの皆さんに、僕の経験に基づいた「人生を楽しく過ごすための技術」を提供し、少しでもたくさんの方に「幸せな毎日」を掴んで欲しいと考えています。どうかお付き合いください。

■農業を選んだのは、ライターの仕事とは全く関係のない業種だったから

あらためまして、ひらっちです。今日は「お金」「仕事」をテーマに書いてみたいと思います。

何度も書いている通り、僕はフリーライターと農業の二刀流を続けています。両方をスタートさせて、もうかれこれ11年目に突入しました。

ライターを継続しながら農業をスタートさせたわけですが、この時、農業を選んだのは、「単純に好きだった」という理由以外に、「ライターの運動不足解消にちょうどいい」という理由があったこともすでに紹介済みです。

もう一つ、農業を選んだ理由があります。それは「ライターの仕事とは、全く関係のない業種だったから」です。ライターに関連した業界が不景気に陥った時、同じような業種であれば、ライターの売上も、もう一つのビジネスも、同じように不景気に陥ってしまいます。農業であれば、全く関連性がないため、安定性という点では、ものすごく魅力的だったんですよね。

分散投資をする時の基準の1つに、「相関係数」というものがあります。 相関係数というのは、2つの変数の間にある関係性を測る指標のこと。 相関係数はマイナス1からプラス1の間で表現されます。 プラスなら「正の相関関係がある」とされ、マイナスなら「負の相関関係がある」とされます。プラス1だと価格が同じように動き、マイナス1だと全く逆の動きをする、というわけです。

資産運用には「卵を一つのかごに盛るな」ということわざがあります。複数の資産に分散して運用することにより、安定的な運用成果を目指そうね、ということです。

ただ、やみくもに分散すればいいわけではありません。同じような値動きをする投資対象ばかりを選んでいると、すべての価格が同じ方向に動くため、せっかく分散しても、その効果は得られにくいからです。

相関関係を見ながら、分散投資を考える。これが投資の鉄則ですが、自分の仕事については、馴染みのある業種、職種の方がとっつきやすく、集中投資になりがち。副業を、本業に近い分野で考えている方も多いのではないでしょうか? 

僕が農業を選んだのは、そもそもライターを続けること自体にリスクがあるため、たとえ育てるのに時間がかかっても、きちんと分散の効果を発揮できる対象を選びたかった、というわけですね。

■あなたの勤務先と投資先、同じような業界に集中投資していませんか?

では、このお話、僕みたいな自営業の方だけに関係することかというと、そうではありません。なぜなら、サラリーマンの方だって、今自分が働いている企業、そして業界に、貴重な人的資本を集中投資する状況にあると言えるからです。

そのこと自体が悪いわけではありません。副業をして全く別の業界、業種での収入を確保するのがベターとも言えますが、それが許されない人もいるでしょうし、そもそも中途半端に手を出すくらいなら、勤務先に「集中投資する」という選択をするのも全然アリだと思います。(もちろん、投資先として優良かどうかの判断は必要でしょうが…)

問題なのは、そこからさらに投資を考える時です。すでにあなたは、どこかの企業に勤めるという形で、大きな大きな人的資本を「集中投資」しているわけですね。そのうえで、例えば個別株を、勤務先と関連するような企業や業種ばかりに振り向けるのは、さらに集中投資を上塗りしていくことになります。

もちろん、あなた自身が思い描いている戦略が、「集中投資で大儲け!」なのであれば何の問題もありません。ただ、この状況を「あなたが意識せずに作ってしまっている」としたら、一度立ち止まって考えてみるべきです。リスクがあることをちゃんと認識することが重要だよ、というわけですね。

■まとめ

いかがでしょうか? 今日のお話は、ストックオプション制度などが典型ですよね。自分が働いている企業に、人的資本(自分の労働力)も、金融資産も、集中投資する形になる。だから、会社が大きく成長した時のリターンが大きいわけですが、これはつまり、大きなリスクを取ったギャンブルに近い、というわけです。成功すればいいですが、失敗すれば大変です。

投資のお話をすると、どうしても手持ちの金融資産をどこに振り向けようか?という話に終始しがちですが、僕は「自分の仕事のリスク」もきちんと考慮したうえで、投資先を検討することがとても重要だと思います。

ちなみに僕は、金融資産の投資先は、かなり堅実です。なぜなら、個人事業主として、サラリーマンの方よりも仕事面で大きめのリスクを取っているからです。売り上げの変動幅が大きいため、その分、投資ではあんまりリスクを取っていないわけですね。

分散投資だから安心――。そうお考えの方は、今一度「自分の仕事のリスクも含めて、本当に分散できているのか? 思いがけず過度なリスクを取っていないか?」を点検してみるといいかもしれませんね。


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