見出し画像

なぜフリーライターは「100点ではなく80点を目指す」のが最善なのか?

こんばんは、ひらっちです。最近は畑の報告ばかりでしたが、皆さんはいかがお過ごしでしたか? 

なんだか変な天気が続いていて嫌ですねぇ~。寒暖差が激しくて体調を崩しそうです。皆さんも健康にはくれぐれもお気をつけくださいね(^^♪

<いつものように簡単な自己紹介です>

僕は、地方国立大学を卒業後、ブラック企業で営業マンを経験。その後、フリーランスのライターとして独立開業、さらに数年後、新規就農して農業をスタートさせ、2020年現在、好きな仕事を選びながら人生を謳歌する「ほぼセミリタイア生活」を実践しているアラフォーです。

このnoteでは、特に20・30代のビジネスパーソンの皆さんに、僕の経験に基づいた「人生を楽しく過ごすための技術」を提供し、少しでもたくさんの方に「幸せな毎日」を掴んで欲しいと考えています。どうかお付き合いください。

現在、『マイナビ農業』で不定期連載中。よろしければぜひご覧下さい。就農を考えている人には役立つ情報が色々とあると思いますよ(^^♪

■一生の仕事時間はざっと8万時間。あなたはどう使いますか?

あらためまして、ひらっちです。今日は「フリーランスの働き方」をテーマに書いてみたいと思います。

みなさんは、自分の「仕事」にどれだけこだわりを持っていますか?

人生のかなりの時間を費やすのが「仕事」。それこそ20代から60代に至るまで、ざっくり40年間、1日の生活の大部分を占めるのが仕事の時間です。仮に1日8時間×250日だとして、1年間で2000時間。40年でざっと8万時間をかけるわけで、そこには自然とこだわりが生まれくるものです。

ただ、フリーランスにとって厄介なのが、この「仕事へのこだわり」です。

僕は、フリーランスの仕事は、あえて100点ではなく「80点を目指すのがベスト」だと思っています。

「え~、ひらっちさん。100点を目指すのが一番でしょ!」

そう考えているあなたは、もしかしたらフリーランスとして、思わぬ壁にぶち当たるかもしれません。僕がなぜそう思うのか。以下で詳しく解説しますので、よければ今後の参考にしてみてくださいね!

■なぜ「100点」よりも「80点」を目指すのがいいのか?

一見すると80点よりも100点を目指した方がいいように思えますが、ここがフリーライターとして独立した人が最初に陥りやすい落とし穴だと個人的には感じています。

なぜ僕が「あえて80点」にこだわるのか。その理由は大きく3つあります。

・100点を取るのは時間がかかる

「80点の原稿」と「100点の原稿」では、仕上がるまでに要する時間が大きく変わります。80点→100点を取ろうとする作業は、60点→80点に高める作業よりも大幅に時間がかかるもの。これはライターに限らず、多くの職種で言えることじゃないかなと思います。

サラリーマンの場合、決められた勤務時間内にじっくり時間をかけて仕上げればよかった作業も、フリーランスとなれば「いかに効率よく仕上げるか」が求められるようになります。だって、作業時間に対する固定給がもらえるわけじゃないから。当然の話ですけど、この視点が欠けているとスタートから大きくつまづくことになりかねません。

・自分と相手の100点は結構違う

「自分の100点」は「相手の100点」とは違う。これも駆け出しのフリーライターが意外に気付けない落とし穴だったりします。

僕は、編集者としてライターさんから原稿を貰う立場で仕事をすることもありますが、まだ経験が浅く、相手のニーズをくみ取って書く力に乏しい駆け出しのライターさんほど、相手が求めているものとは全く違う方向で「自分なりのこだわり」を発揮してしまう傾向が強いです。

自分が100点だと思っていることが、クライアントさんにとっては必ずしも100点ではない。逆に60点なんてこともあり得ます。であれば、80点だと思う原稿を早めに出して相手にジャッジしてもらう。そこから「相手の100点」を探っていく方がよっぽど効率的です。

・「書けない病」を未然に防げる

常に100点を取ろうと意識しすぎると、書くことがストレスになり、筆が止まります。いわゆる「ライターズ・ブロック」というヤツですね。

「とりあえず合格点が取れればいい」とあらかじめハードルを下げておけば、「書けない病」を未然に防げます。ぶっちゃけた話、百戦錬磨のライターでも、編集者からダメ出しを受けて書き直すことは結構あります。僕はそんなことない…と言いたいけれど、そんなことは全然ない(笑)。まずは書いてみてそこからブラッシュアップしていけばいいんです。もちろん20~30点で出すのは言語道断ですけどねww

ライターとして長く続けていくためには、肩の力を抜いて取り組むことも非常に大切です。メンタルがやられてしまったら、どれだけこだわりを持っていてもそこで試合終了ですから。

■まとめ

あなたは「80点タイプ」ですか?それとも「100点タイプ」ですか?

ビジネス書を読んでいると「練りに練って100点を目指せ!」という本もあれば「80点のものを早めに出してそこからブラッシュアップしろ!」という本もある。

「本当はどっちがいいの?」なんて感じている方もいらっしゃると思いますが、自分の性格や特徴、ビジネスの特性によって「80点がいいのか」、それとも「100点がいいのか」は変わってきます。

ただ、フリーランスの場合、サラリーマンと違って「同じ仕事にどれだけ時間をかけるか」によって稼ぎが大きく変わります。80点でいいものに膨大な時間を費やせば、結果的にそれは赤字を垂れ流しているのと同じこと。お客さんが求めていないオーバースペックな商品を作り続けるのは、単に自分をすり減らすだけの行為に他なりません。

僕の真似をするのが絶対に正しいとはもちろん言いませんが、仕事に取り組む前に「取るべきは80点?それとも100点?」と自問した上でスタートを切ると、効率的に仕事を進めることができ、「より稼げるフリーランス」へと成長できると思いますよ(^^♪

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?