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収入が厳しいフリーランスは、国民年金の特別な減免があるよ!

こんにちは、ひらっちです。GWからずっとフルスロットル状態が続いておりまして、なかなか更新が出ておりませんが、皆さんはいかがお過ごしですか? 一部地域では緊急事態宣言が発令されるなど、新型コロナの感染拡大が続いております。みなさんも十分に感染対策をしたうえで、くれぐれも健康にご留意くださいませ。一番の財産は「健康」ですからね。

<いつものように簡単な自己紹介です>

僕は、地方国立大学を卒業後、ブラック企業で営業マンを経験。その後、フリーランスのライターとして独立開業、さらに数年後、新規就農して農業をスタートさせ、2020年現在、好きな仕事を選びながら人生を謳歌する「ほぼセミリタイア生活」を実践しているアラフォーです。

このnoteでは、特に20・30代のビジネスパーソンの皆さんに、僕の経験に基づいた「人生を楽しく過ごすための技術」を提供し、少しでもたくさんの方に「幸せな毎日」を掴んで欲しいと考えています。どうかお付き合いください。

■またもや緊急事態宣言が発令!こんな時こそお金の知識が問われますね

あらためまして、ひらっちです。今日は「お金」をテーマに書いてみたいと思います。

東京、大阪をはじめ、各地で再び緊急事態宣言が発令され、飲食店や観光業など、さまざまな分野で経済的な打撃が広がっています。

今年2月には、こんな記事も書かせていただきました。

お金は大事ですが、知恵があれば何とかなることも多いです。こんな時こそ過去の記事を見返していただきながら、コロナ後を見据えて現状の苦境をうまく乗り越えてもらえればと願っております!

このnoteでも再三にわたって書いてきましたが、多くのフリーランスにとって不況時の負担感が強いのが「国民年金保険料」です。

所得税や住民税は、所得に応じて増減しますから、昨年のコロナの影響で売上が減少した人はその分、税金の支払いも減っているはずです。

一方、国民年金保険料は、減免の申請をしなければ所得の増減に関わらず一定です。そのため、大幅に収入が減った時の負担感が大きく、「こんなの払ってられるか!」と未納を続ける人が少なくないわけです。

僕は以前にも書かせていただいた通り、「年金は絶対支払うべき!」だというスタンスです。その理由は一言、「絶対にお得だから」。確かに目の前の収入が苦しくて支払いが難しい人もいるかもしれませんが、未納のまま放置することがないようにしてくださいね!

■収入がドカンと減った月×12で、国民年金の減免が申請できます!

国民年金がらみでぜひ押さえておいて欲しいのが、現在、コロナ禍の特別な減免制度が設けられていること。これって、意外と知らない方が多いのではないかと思います。

通常、国民年金保険料の減免は、前年の所得を基準に判断されます。4月15日が期限だった2020年分の確定申告をもとに判断される、というわけですね。

ところが、コロナで急激に収入が減った人を救済するため、対象期間の2020年2月から2021年6月のうち、「任意の月の収入×12」を基準にして申請を出すことが可能です。

今から申請を出すことで、2020年2月までさかのぼって免除や猶予を受けられるのも特徴ですね。コロナという特殊事情を勘案し、かなり有利な制度設計になっているのがお分かりいただけると思います。

【令和2年度用】
所得の申立書(臨時特例用)(国民年金保険料免除・納付猶予申請用)

https://www.nenkin.go.jp/service/kokunen/menjo/0430.files/r202.pdf

詳しい所得基準については、下記の国民年金のホームページに載っているのでぜひ確認してみてください!

https://www.nenkin.go.jp/service/kokunen/menjo/20150428.html

個人的には、今はまだ支払う余裕があるという人でも、基準に該当する月があるのであれば、減免を申請しておくのも手だと思います。再び余裕が出てこれば、追納することもできるわけですから。

夫婦で自営業をされている方の場合、もし基準を満たせば、月約3万3000円、年間40万円ほどの支払いが免除されます。手元のキャッシュがなくなれば、自営業はアウトです。残りのお金を考えながら、せっかくの制度をうまく活用したいところですね。

■まとめ

再びピンチがやってきました。何度も緊急事態宣言を出すという今の状況は、緊張感が緩んでいて効果は薄いと言わざるを得ませんが、変異株の状況から察するに、世間の楽観ムードとは裏腹に、今までで一番緊張度が高いと個人的には感じています。

一方で、経済面でも、緊急事態宣言がさらに長引けば、これまで耐えてきた事業者の息の根を止めるような大きなインパクトがあると思います。ワクチンが十分に行き渡るまでの一番の正念場が来ている、といった感じでしょうか?

こんな時に大事なのは、今までの知識を総動員して「守り」を点検すること。攻めの策を講じにくい分、各種制度をうまく使いながら、お金の守りをきちんと固める。なんとかこの危機をうまく乗り切っていきましょう!

…それにしても、感染者数を連日報道するのもいいですが、困っている人の救済策をもっと広く発信してほしいなぁ~と願うばかりです。


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