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フリーランスは、「断れる勇気」を持て!

おはようございます。ひらっちです。来週5日頃からはいよいよ収穫したものを選別する作業へ。農作物は、出荷まで待ってくれそうにありません! なので、今日ぐらいはちょっとのんびりしたいなぁ~。

<いつものように簡単な自己紹介です>

僕は、地方国立大学を卒業後、ブラック企業で営業マンを経験。その後、フリーランスのライターとして独立開業、さらに数年後、新規就農して農業をスタートさせ、2020年現在、好きな仕事を選びながら人生を謳歌する「ほぼセミリタイア生活」を実践しているアラフォーです。

このnoteでは、特に20・30代のビジネスパーソンの皆さんに、僕の経験に基づいた「人生を楽しく過ごすための技術」を提供し、少しでもたくさんの方に「幸せな毎日」を掴んで欲しいと考えています。どうかお付き合いください。

■いつの間にか「安い仕事スパイラル」に陥っていませんか?

あらためまして、ひらっちです。今日は「フリーランスの仕事術」について書いてみたいと思います。

あなたは、自分の値段について考えたことはありますか?

スーパーやコンビニなどに足を運ぶと、当たり前ですが売り場に陳列されている商品には、一つひとつ値段が付けられていますよね。高いものから安いものまで、本当にバラエティに富んだ価格が設定されています。

では、あなたの値段は一体いくらでしょうか?

フリーライターの場合、例えば「取材1本につき、○万円~」みたいな価格設定をする方が多いように思います。ホームページなどでおおよその料金を表示されている方もいらっしゃるみたいですね。

ビジネスにおいて、一番のキモとなるのは「価格設定だ」という話はよく耳にされると思います。フリーランスにとっても料金設定は大事なポイントですが、駆け出しの頃によく陥りがちなのが、たくさんの仕事を安い金額で請け負ってしまうこと。かくいう僕も、最初の頃は「え?コンビニバイトより安くない?」なんて仕事をよく受けていました。

当たり前の話ですが、安い仕事を受け続けていると、そのうち行き詰まります。

若いうちは体力があるからなんとか回せます。ただ、「最初は実績作りだから…」なんて割り切って続けているうちに、徐々に苦しくなっていきます。

安い金額の仕事は、実績づくりにすらならないケースが多い。そのため、いつまでたっても安い仕事ばかりが回ってくる「安い仕事スパイラル」へどんどん落ち込んでいってしまうのです。

■大切なのは「1件あたり」ではなく「時間あたり」の発想

フリーランスの価格設定で大事なのは、「1案件あたりの価格設定」ではなく、「時間あたりの単価で考える」という発想を持つことだと思います。

例えば、1本あたり1万円の原稿Aと、10万円の原稿Bがあるとします。一見すると10万円のほうがはるかにいい仕事のように思えますが、金額だけを見ていると、本質を見誤ります。

もし、原稿Aの制作に1時間、原稿Bの制作に20時間かかるとしたら、どうでしょうか? 明らかにAの方が単価の高い仕事ですよね? つまり、依頼金額に作業時間の発想をプラスしないと、単価の良し悪しは判断できないよ、ということです。

では、単価の良し悪しを判断するにはどうすればいいでしょうか? ここで大事になるのが、「自分の値段設定」です。自分という商品を「1時間あたりいくら」に設定するのか。その基準を持つことで、新規の依頼があった時、受けるかどうかの判断を迷うことが少なくなるはずです。

サラリーマンの給与をあえて「時給」として計算すると、だいたい平均2500円前後になるようです。もちろん変動はあると思いますが。

つまり、フリーランスとして1時間あたり2500円ぐらい稼いでいたとしたら、それはサラリーマンと同水準ということです。

社会保険などの補償が少なくリスクが高いのが個人事業主です。これを考慮すれば、少なくとも金銭的な面だけで言うと、時給2500円以上は稼がないとフリーランスとして活動している意味がない、ということになります。

そのため、フリーランスとしての「自分の値段設定」をする場合には、時給2500円を下限の目安にしながら、これまでの経験・キャリアを加味し、どれぐらいの金額にすればいいのかを判断することになると思います。

■まとめ

フリーランスの中には、「安い仕事だけど、なかなか断れない…」という方が結構いらっしゃると思います。お気持ちはわかります。ただ、あまりに安い金額で仕事を受けてしまうと、自分の首を絞めるだけでなく、同じ業界で働いている人たちの首も同時に絞めてしまう、ということを理解することが大事です。

同業の仲間たちと一緒に、際限のない低価格競争を繰り広げ、仕事の質が低下し、みんなで奈落の底に落ちていく、ということになるのです。

仕事を断るには勇気が要ります。「今後、仕事が来ないんじゃないか…」。不安を感じる気持ちもよーく分かります。でも、その仕事を続けて、あなたはサラリーマンを続けるよりも成功できるでしょうか? 

「お金だけではないやりがいがある!」という意見もあるでしょう。でも、それも行き過ぎると続けられなくなります。

時給2500円以上が稼げないのであれば、単価を上げるために猛烈に努力する。それでも無理なら、ちょっと残酷ですが、幸せな老後を迎えるために早めにフリーランスを辞める方がいいかもしれません。

「自分の値段」という基準を持てば、判断に迷うことが少なくなるはずです。ぜひあなたも自分の値段を決め、「断われる勇気」を手に入れましょう!

<おすすめ参考図書>

■嫌われる勇気

言わずと知れたベストセラーですよね。普段からビジネス書をお読みになる方であれば、ほとんどの方がすでにご存じだろうと思います。ビジネスはもちろん、対人関係に悩んでいる方にもタメになることが多い良書だと思います。今回の内容とは直接関係ないんですが、記事のタイトルがこの本のオマージュということだけで選んでみました(笑)

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