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あの人が、本気でビジネスに目覚めたら?【ドラゴンボール/ヤジロベー編】

■株式会社カリン塔(代表・ヤジロベー)、健康食品ビジネスで注目集める

 健康志向の高まりを受け、ヘルス関連ビジネスが注目を集めるなか、2020年に設立されたベンチャー企業、株式会社カリン塔(代表・ヤジロベー)が話題を集めている。

 同社の主力事業は、健康食品「仙豆」の製造・販売だ。代表を務めるヤジロベー氏は、社名の由来でもある「カリン塔」において、年老いた猫が数百年にわたり栽培を続けてきたとされる幻の食品「仙豆」の量産化に成功。富裕層向けに販売したところ瞬く間に大ヒットを記録、その人気は世界に広がりを見せている。

 1粒1万円と高額だが、警備ビジネスで急伸する株式会社元気玉の孫悟空氏や、農業・飲食事業を手掛けるクラウンカンパニーの天津飯氏など、若手ベンチャー起業家を中心にビジネス界でも愛用者は多い。

 仙豆の特徴は、10日間は飲まず食わずで過ごせるほどの満腹感が得られる点だ。1粒食べるだけで、腹がはちきれんばかりに膨れるという。しかしながら、仙豆の「本当の魅力」は、別のところにある。実は、瀕死状態の負傷者を瞬時に蘇らせるほどの驚異的な治癒効果があるというのだ。

 実際にSNSでは「仙豆を食べてケガが治った」「切断された腕が元通りになった」といった喜びの声を上げる人が続出。薬機法の兼ね合いで広告宣伝は難しいものの、これが事実であれば口コミを起爆剤にさらなる売上の伸びも期待できそうだ。

■飲むだけで手軽に筋肉増強を実現できる新商品「超神水」を開発中

 同社の仙豆は、意外なところからも注目を集めているという。それが災害時の非常食としての利用だ。

 自らの舌で大量の仙豆を試食してきたというヤジロベー氏によれば、「数百年前から壺に入れてあったものでも問題なく食べられた」ほど保存性が高いという。

 数年程度であれば問題なく口にできるうえ、保存場所にも困らない。細かく切って食べれば多くの人の空腹を満たせることから、まさに非常食にはうってつけの代物なのだ。すでにいくつかの自治体から「備蓄用として購入を検討したい」といった話が舞い込んできているという。

 そんな同社では目下、格闘家やスポーツ選手向けの新たな商品「超神水」を開発中だ。こちらも同社が拠点を置くカリン塔に古くから伝わる秘薬で、飲むだけで驚異的な筋肉増強効果を得られるという。

 ただ、過去には服用者に多くの死者が出ているとの噂もあり、安全性への配慮が今後の大きな課題となりそうだ。

(文・空想ビジネスオンライン 編集長/もっぴ)

※この記事はフィクションです。

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