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本当に、世界経済はずっと成長し続けるのか?

こんばんは、ひらっちです。昨日は、地元の病院で新型コロナのワクチン接種でした。1回目なのでそれほど心配はしていませんでしたが、今日になって37度を超え、ちょっとした頭痛が襲ってきました。幸いにも大事には至らず、今は平熱に戻りましたが、やはりワクチン接種後は仕事をセーブしておいた方が無難ですね。2回目も十分な余裕をみておこうと思います。

<いつものように簡単な自己紹介です>

私は、地方国立大学を卒業後、ブラック企業で営業マンを経験。その後、フリーランスのライターとして独立開業、さらに数年後、新規就農して農業をスタートさせ、2020年現在、好きな仕事を選びながら人生を謳歌する「ほぼセミリタイア生活」を実践しているアラフォーです。

このnoteでは、特に20・30代のビジネスパーソンの皆さんに、僕の経験に基づいた「人生を楽しく過ごすための技術」を提供し、少しでもたくさんの方に「幸せな毎日」を掴んで欲しいと考えています。どうかぜひお付き合いください。

■どうやら約40年後には、世界の人口は減少に転じるようです

あらためまして、ひらっちです。今日は「世界経済」について書いてみようと思います。

今日の日経新聞の1面は、こんな記事でした。

記事によれば、アメリカのワシントン大学は2020年7月、世界の人口が2064年の97億人をピークに減少するという予測を発表したそうです。これまでの国連の予測では「2100年頃」なんて言っていたと思いますが…。

あくまで予測なので上振れすることもあるとは思いますが、30万年に及ぶ人類史上、初めての「減退期」がかなり早いタイミングでやってくることになります。平均寿命まで生きると仮定すれば、40代の僕だってこの減退期に立ち会うことになる。遠い未来ではなく「意外に近い未来」のお話なのです。

皆さんもご想像の通り、この人口減少に拍車をかけているのは「新型コロナ」のようですね。あと、新興国の急激な経済発展も背景にあるようです。お隣の中国は、2100年になると、現在の14.1億人から7.3億人へとおよそ半分に急減すると予測されています。それでも多いことには変わりありませんが、80年で半減って…。なんだか恐ろしい状況です。

■地球上から「人口ボーナス」が消えた世界って、一体どうなるの?

日本経済について少し勉強したことがある方であればご存じだと思いますが、日本の経済発展は「人口ボーナスの賜物だ」という説が有力です。

戦後、日本は急激に人口が増えました。その恩恵を受けたのが高度経済成長であり、日本経済の行く末に否定的な見方をする人の多くは、「本格的な人口減が始まること」をその理由に挙げている、というわけです。

以前からお伝えしている通り、僕は全世界株のインデックスファンドを購入するという長期投資を続けています。資本主義経済が続く限り、人類の発展の恩恵を得られると考えているからです。

でも、本格的に人類が減少していくとしたら、この前提は崩れることになるのでは? 人口減の話を耳にすると、率直にそんな疑問が沸き上がってきます。

なにせ人類が初めて経験する「大減退期」です。全世界株や米国株のインデックスファンドを淡々と積み立てていく方法は、過去の実績からすれば、の高確率で資産を増やしてる方法であることは間違いありません。しかし、これから人類が直面するのは、人口減という未知の世界です。その結果、どんな世界が待っているのかは、誰にもわからないはずです。

■まとめ

いかがでしたでしょうか? 40代の僕であれば、たとえ2064年に人類が減少するとしても、老後の資産形成に与える影響は比較的軽くて済むかもしれません。それでも「株価は未来を織り込むもの」です。未来への期待値が現在の株価に反映されるため、実際には人口減への懸念がもっと早く株価に現れてくるかもしれない。その時、果たして長期投資は、僕らが思っている通りのリターンを実現できるのか。ちょっと分からない気がします。

20代の人であれば、なおさらですよね。2064年は、いまから43年後。あなたが仮に22歳だとしたら、ちょうど65歳を迎えるタイミングです。その時、当初の目論見通り、老後のための資産が増えていると言えるでしょうか? もしかしたら、もう少し違った形で老後に向けた備えを考える必要があるかもしれません。

未来は誰にも予測できませんが、そんな中でも、比較的に信頼度が高いのが「人口予測」です。人口が減少した未来は、ユートピアなのか? それともディストピアなのか? もちろんしばらくは資本主義経済の恩恵は続くと見ていますが、そろそろ大きな転換点を迎えつつあるのかもしれませんね。


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