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自己愛性パーソナリティー①

最近心理学的なところからずいぶん離れていましたが
久々に この分野のお話を書いてみようと思います

私の長い人生を振り返ってみると
この人は 確実に自己愛性パーソナリティー障害(NPD)であったなと
思える人は数人ほどいる

自己愛性パーソナリティ障害(NPD)の特徴としてあげられるのは

  1. 自分自身を重要で特別な存在と見なし、他者に自分の素晴らしさを誇示する場合が多い

  2. 他者との関係を深めることが難しく、他者の感情やニーズに無関心である場合が多い。他者を利用することがある一方で、他者の成功や幸福を妬んだり、他者の評価や称賛に過度な執着を示すこともある。

  3. 自分の能力や成功を誇張し、他者に注目を集める行動が見られる

  4. 他者からの批判や批評に敏感で、自己評価が低い場合もあるが、それを隠すために自己を偽装することが多い。そのため最終的にバランスを崩し破綻しやすい

上記4つの項目をみても 周りにもいるいる!、と思うかもしれない
しかし これらの傾向が過度に行き過ぎていて 
他者が心理的な被害をあうことになりがちだ。

組織内での 明白なパワーハラスメントが起こっている場合。
性格の不一致や 行き違いだけではなく
継続的に 繰り返し起こっている場合などは
自己愛性パーソナリティー障害の可能性を考えてもよい

加害者側が 明らかなNPDである場合 
NPDの人から攻められ
心理的被害の最中にあるひとは 被害的になりがちで
自分自身を攻めてしまう状況に陥りやすい。 
なぜなら 自己愛性パーソナリティー障害傾向のある人は 狡猾に
自己正当化する 才能のようなものをもっている

つまり
自己正当化を上手くでき、
自分のポテンシャルを上手に演出できるからこそ 
本人の器量以上に 権力を得る立場になる

その一方で 本当の意味での知識が技量が無かったり 
協力してくれる人を 上手に集めることができなかったり
自分の心のバランスを整える能力に欠けていると、
手段を選ばず 周りの人たちを攻撃することで
自分の自尊感情を満たし、正当化することとなる
そして被害を被るひとが拡大する

こういった人に対する対策は
1 距離を保つ:NPDの人は人をコントロールすることに長けていたりする。なので適度な距離を保つことが大切。できるだけ離れて 巻き込まれないようにする
2 相談する相手を見つける:NPDの人とかかわると、自分の自尊感情が傷つけられることになる。なので自分の自信を取り戻すためにも相談できる人を見つけることが大切
3 エフィカシーをあげる:自分自身を取り戻すための時間をきっちり持つ
静かに過ごし 客観性を取り戻す必要がある

そしてなにより大切なのが
NPDなる人たちがいると居ることを知っていること
まずは知ることで 自己防衛の手段となりうる
ひょっとして、と思ったら色々調べてみてください。


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