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kannmuri_chisato
朝のハプニング
朝の通勤。朝は早めに出て、空いた電車の先頭に座って、ぼ~っとするのがとっても好きだ。スマホはあまり見ないようにしている。
先頭車両の、視界の広がりが好きなのは、小学生たちも同じ。
小学生たちと競うのって、大人げないので、小学生たちが乗ってくる時間帯より早い時間帯に乗るようにしている。
今日は指導員と運転手さんが運転席に座った。さあ、出発だ。
わたしはいつも通り、ぼんやりとレールを眺めてる。次の駅に吸い込まれるように入っていき、停車した。
停車した。が、扉が開かない。なんだなんだ、何が起こった!
そう、ホームについている扉の位置と、電車の扉の位置が、見事にずれていて開けられない。開けても人が乗れないのだ。
運転席ではもぞもぞ。運転手交代だ! いままで隣に座っていた人が運転を始め、運転席にいた若い子は立ったまま、電車は少しだけ前に進み、停車。
若き運転手さん、ミスっちゃった~ やっちゃった感じだ。
朝のラッシュアワーの前だから良いようなものの、これが込み合う時間帯なら、ダイヤも乱れてくるだろうに。
そのあとはずっと、ベテラン運転手が運転。新米君は立ったまま。まあ、かわいそうだけどしょうがない。出発してすぐの一つ目の駅でミスってしまったのだ。
新米君、がんばって~。いつしか、みんなの憧れ、電車の運転士になれるよ。これからこれから~
一方で私自身の脳は、電車が止まる停止線の位置が気になってしょうがなくなっている(笑)。一つのハプニングで、今まで気になっていなかったものが気になってくる。
人の脳機能とは本当に不思議なものである。
思考がいかに、過去の出来事によってできているか、改めて痛感させられる。
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