2023年6月実施!「記事執筆道場体験入門」徹底レポート
「ライターゼミって一体何をやっているの?」
「駆け出しライターでもライターゼミに入れるの?」
と、気になっている人も多いのではないでしょうか。
どんな活動をしているのかを知ってもらうため、ライターゼミでは定期的に「オープンタウンWEEK」を開催しています。
2023年6月のオープンタウンWEEKで登場した新企画のひとつが「記事執筆道場体験入門」でした。
一体全体どんな企画だったのか、気になる企画の裏側から完成した記事の紹介まで、徹底的にレポートします!
「記事執筆道場」とは?
2020年12月に発足したライターゼミが、翌2021年1月から続けている活動に「記事執筆道場」があります。
(※ライターゼミでは活動の一つひとつに「まち」の中に存在するモノの名前をつけています)
ライターゼミのライターたちといえども、自分が書いた記事に、読みやすさやわかりやすさに絶対の自信を持てる人は、それほど多くはありません。
自分のnoteやブログなどでちょっと新しいジャンルに挑戦してみたいとき、第三者に読んでもらって率直な感想を聞きたいことってありますよね。
そんなとき、私たちは記事執筆道場に入ります。
そして、ゼミのメンバーにフィードバック(FB)を頼むのです。
仲間たちに記事を読んでもらって、「ここはこういうこと?」「こういう表現にするともっとスッキリするかも?」など、違和感があったところを教えてもらうと、ひとりで考えていたときとは別の視点や気づきが得られます。
そうやって、第三者の視点を通して記事を見直し、自分では見えなかった部分も磨き上げているのです。
また、「この表現はわかりやすい!」「ここ、感動しちゃいました」など、よかった点を教えてもらえたときには、うれしいもの。自信をもって記事を公開できます。
さらに、ライターゼミには、それぞれ異なる得意分野を持つライターが在籍しています。
過去に同じジャンルの執筆をしたことがある人、マーケティングに強い人、〇〇士といった資格を持っている人、〇〇経験のある人、逆に〇〇を全く知らないから説明不足に気づける人など。
普段のライティング案件で編集者などから修正指示やFBをもらうこともあると思いますが、記事執筆道場では、一度に複数の人からさまざまな視点のFBを得られることが最大の強みです。
FBはもらうだけではなく、するのも大きな学び!
FBするためには、「この人はどのように考えてこの言葉を選んだのだろう」「この部分に違和感があるんだけど、その原因はなんだろうか」など、じっくりと文章を読み、じっくりと考えなければなりません。
そうやって自分の考えを言語化して相手に伝えるのは、文章を書く格好の練習となります。
FBをもらったりしたりする勇気はまだないという人にとっても、このFBを見るだけでも、学べることが山ほどあります。
「ちょっと言い方を変えただけで文章の印象がずいぶん変わるなあ」「なるほど、こうやって一次情報を探すのか」「そんな考え方もあるんだ!」など、記事執筆道場でのFBは学びの宝石箱です。
こうして記事執筆道場で相互FBを繰り返してきた結果、ライターゼミのライターたちは第三者目線を意識した、わかりやすく伝わりやすい文章を執筆できるようになってきていると自負しています。
まさに「記事執筆」のために日々鍛錬する「道場」です。
▼こちらの記事でも記事執筆道場を紹介しています。
「記事執筆道場体験入門」、誕生
「記事執筆道場体験入門」が誕生したのは、2023年6月に開催した「オープンタウンWEEK」でのことでした。
ライターゼミでは、私たちの活動を外部の人に知ってもらうために「オープンタウンWEEK」というイベントを年2回おこなっています。
ゼミのメンバーたちで2023年6月のオープンタウンWEEKの企画を練っているときにふと思い出したのが、子どもたちの学校選びのために、あちこちのオープンスクールを回ったことでした。
入学する前に一番知りたいことは、実際にどんな授業を受けられるのか、どんな雰囲気の学校なのか、です。
そのため、どの学校でも子どもや保護者のために「体験授業」を行っていました。
それならば。ライターゼミに興味ある人が知りたいことで、なおかつ体験してもらえることって何だろう?
そうだ!「記事執筆道場」だ!
これを体験してもらったら、ライターゼミの雰囲気を一番良くわかってもらえるのでは?
アイデアを出したところ「それはおもしろそう!」と、トントン拍子に話が進みました。
こうして、ゼミ内だけでおこなっていた「記事執筆道場」に、「体験入門」というかたちで外部の人を迎えることになったのです。
記事執筆道場体験入門スタート
実際の体験入門がどのように進んだのか、順を追って紹介しましょう。
体験入門者募集
まず、初めての「記事執筆道場体験入門」の企画を、どのように告知し、どのように募集するか、頭を悩ませました。
自分たちではおもしろい企画だとは思っても、応募してくれる人がいなければ企画自体が成り立ちません。
応募者が多すぎても、満足してもらえるFBができなくなる可能性があります。
記事を執筆し、FBして、修正することも考えると、募集期間は限られます。
ドキドキしながら、X(旧Twitter)や、みんなのカレッジの修了生が集まる場所で希望者を募りました。
その結果、4名の体験入門者が集まりました!
体験入門者専用のSlackグループを作り、具体的なやり取りをしながら企画を進めていきました。
ゼミのメンバーたちは、どんな人が体験入門してくれるのか、興味津々!
普段交流しているゼミの仲間とは違う人に向けてどのようにFBすれば喜んでもらえるのか、どんな記事がやってくるのか、ドキドキしながら心待ちにしていました。
体験入門者へのFBスタート
4人の体験入門者は、ライターではない人、これから初めての記事を書く人、ライターとしてもっと活躍するためのヒントを掴みたい人、とさまざまでした。
それぞれの記事ができあがり、FBが始まりました。
実際にどのようなFBがあったのか、ほんの一部を紹介します。
1本の記事に対して複数人がFBすることが、記事執筆道場の最大の特徴だと前述しました。
そして今回、私があらためて素晴らしいと感じたのは以下の点でした。
さまざまな視点からの意見が集まる
専門的知識に基づいた貴重なFBが得られることがある
細かいミス(表記ゆれ、不要な半角スペースなど)があっても誰かが気づいてくれる
また、ゼミのメンバーたちは「修正するとよくなる点」を伝えるだけでなく、必ず「ここはステキ」も伝えてくれます。
このコメントのおかげで、次へ進む勇気が沸いてくるのです。
このようなFBを経て、最終的に完成した記事がこちらです!
▼さわきゆりさん
▼ミーコさん
▼貝沢佳苗さん
▼直井さくらさん
公開された記事はライターBOXアカウントで紹介し、拡散のお手伝いをしました。
体験入門者へのアンケート結果
FBや記事の公開が終わってから、4人の体験入門者にアンケートを行いました。
1.「記事執筆道場体験入門」の満足度は?
なんと、4人全員が「非常に満足」と回答!
また、「『記事執筆道場体験入門』はご自身の仕事に役立ったか」の問いでも、全員が「非常に役に立った」と答えてくれました。
2.記事公開後の反応は?
ライターBOXアカウントやライターゼミメンバーの拡散で、Twitterからのアクセスが多かった
ビューやスキが増えている
違うタイプの記事を執筆している方からもフォローされた
3.FBの印象は?
たくさんのFBをいただけてすごく勉強になった
根拠を調べて、時間をかけて入れてくださったんだなぁと思うコメントに感動!
「正しい情報を伝えることはもちろんですが、読む相手が受け取りやすいように翻訳してあげることも大切」というコメントが印象に残った
FBの内容をどこまで反映させるか、自分の考えで決めても大丈夫だったので、そこが良かった
4.記事執筆道場体験入門の感想や今後の抱負など
執筆に全く興味はなかったが、記事を書く面白さを実感できたので今後も記事を書いていこうと思えるようになった
FBだけではなく記事の感想までいただけたことがとても嬉しかった
ひとりでは、もう無理…と投げ出してしまいそうだったが、いただいた的確なFBによって、修正後は確実にわかりやすくなっている!という実感があり、諦めず向き合うことができた
伝えたいという自分の気持ちと、伝える相手をイメージして、どうしたら読んでもらえるか、伝えたいことが伝えられるか考えていくことが大切だと感じている
5.「記事執筆道場体験入門」はどんな人にオススメしたい?
FBをもらいたい人、自分の記事を客観的に見てもらいたい人
ライター志望でなくても、記事を書いて自身のしたいことを発信したい人
自分の文章を、他人に添削してもらった経験のない人
ライターを目指しているが、周りにライターの経験者がいない人
このアンケートから、今回の記事執筆道場体験入門はひとまず満足いただけた、企画としては成功だった、と考えることができました。
中でもハッとさせられたのは、「ライター志望でない人」の「文章を書いてやりたいことを発信する」お手伝いができたのだということです。
ゼミのメンバーの中からは、「私たちのFBはライターだけではなく文章を書くことに困っているすべての人のサポートに役立つのでは?」という意見も出てきました。
また、今回の体験入門者の中から、実際にライターゼミに入ってくれた人がいることも、大きな自信となりました。
FBをしたライターゼミのメンバーたちは、記事執筆のお手伝いと新しい仲間ができたことを、心からうれしく思っています。
記事執筆道場体験入門の今後をお楽しみに!
ライターゼミの雰囲気を知ってもらうために企画した「記事執筆道場体験入門」。
体験入門者4人全員の記事が完成し、FBを経て公開できたのは、私たちにとっても貴重な経験となりました。
今後のオープンタウンWEEKでも、また企画できればいいなと考えています。
ただし、よりよい体験入門にするためには、まだまだ整えていくべきことがありそうです。
記事執筆道場は、そしてライターゼミは、今も発展途上です。
今後の進化を楽しみにしていてくださいね!
投稿者プロフィール
山口ちゆき
Webライター。教育、食、ライフスタイルのジャンルを中心に、わかりやすい記事をお届けします。みんなのカレッジWEBライターコースメンターとして、これまでに千人以上のライターをサポートしています。
note:https://note.com/yamaguchichiyuki