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雑魚日記8/8

今日は本業アルバイト。


生理期間中だからなのか、昨日フロアで泣いたことを引きずっているからか、向かいながらずっと(行きたくないなあ)と思う。


勤務先に着いてからもフロアに出るまでずっと、うじうじずーんとしている。


今日は機嫌がよさそうな社員さんに、「風子はピアス開けないの?」と聞かれる。


「開けたい開けたいと思っていたうちにここで勤務するようになって、ピアス禁止じゃないですか~。で、7月末で服装規定緩和されてピアスOKになったから開けよう!と思った矢先に始めた副業アルバイト先がピアス禁止なんですよね~。だから、副業アルバイト先である程度仕事して信頼得てから交渉してみようと思ってるんです」


というのが真実だがそれを説明するのが面倒で「冬頃に開けます」とだけ小さな声で呟く。
「夏、パイル地の寝具は引っかかりやすいって聞いたので」と言うと「パイル地の寝具で寝てるの可愛いねぇ」と言われて謎だけが残る。
パイル地のタオルケットにくるまっている私のどこが可愛いのだ?


フロアに出ると、接客業ゆえの笑顔とテンションが必要になるので空元気をだす。
それが次第に本当の元気になっていく。
じわじわではあるが。


でも今日は空元気が元気に変わる限界が低かったので早々にフロア業務は他の人に頼んで自分は清掃や倉庫整理に勤しむ。


いま、倉庫は大変なことになっていて段ボールが山のように、2メートルくらい積まれている。
一つ一つの段ボールが大きいし且つ重い。
そして私はそのなかの一番奥にあるものをとりたい。
目の前の段ボールを手にしてどかそうにも一時的にどかす場所すらない。


~ここから私のサバイバルが始まる~

私はどうにか脚立ひとつぶんだけのスペースを確保し、脚立を立て、その天板に乗ってから棚に移動する。
木製の棚は頑丈で壁に取り付けられており、そこに所狭しと入れられている段ボールと段ボールのすき間に足を入れ、木製の棚のフレームに手をかけ、棚に張り付く。
片手を伸ばして邪魔な段ボールをどける。
落ちる段ボールの衝撃を和らげるため、片足を棚から離して段ボールを受け止める。
体重を支える、フレームにかけている手がぷるぷる震える。


上述のようなアスレチック段ボールミッションを遂行してどうにか必要なものを倉庫奥から手前に持ち出せた。
犠牲に、段ボールを開けるカッターを紛失した。
明日筋肉痛にならないか不安だ。


ちなみに私は範馬勇次郎になるのが夢なので(刃牙読んだことないけど)、これからもアスレチック段ボールミッションを進んで遂行しようと思う。

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