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あれから1年、その後

今のモヤモヤ 小中学生とその親として」を書いたのがちょうど1年前。

モヤモヤがその後、どうなったのか振り返ってみた。

2021年5月 学校からの学びの提供状況と対応

小学校、中学校共通
休校などもなく、4月から通常通りの新学年を迎えている。大きく変わったのはGIGAスクール構想が始まったこと。

GIGAスクール構想とは?
学習者用の1人1台端末と、高速通信ネットワークを一体的に整備することで、多様な子供たちそれぞれに最適な学びを実現するために、国が進める教育政策です。(配布されたお便りより)

子どもに聞いたら、確かにPCが配布され調べたり資料を作成したりと使っている様子。先生たちが頑張って用意したのか、1年で一気に前倒しで、ここまで漕ぎ着けたことは大きな進歩だと感心した。

小学校
全校児童が集まることは今もやっておらず、各教室のテレビモニターにPCをつないで、タブレットで撮影した朝礼などを配信しているとのこと。
家庭科は調理ができるか微妙なのと、音楽は去年同様、打楽器中心とのこと。

中学校
一部、部活動の制限あり。授業は普段通り行われているが、音楽は、やはり打楽器や鍵盤楽器、弦楽器など中心とのこと。
昨年度の保護者会は開催したものの、新学年の保護者会が中止になってしまったので、高校進学に向けた説明が若干手薄な感じがあり、塾などで情報を得てない保護者には不安な要素が多いのではと感じた。
受験に向けた会場模試は今のところは通常通り、対策しつつ会場で受験できている。

1年前のモヤモヤその1:自宅での今の学びに欠けているのは?

1年前あるといいなと書いた、アウトプットの機会はある程度は確保されているという印象。小学校では、昨年度末に子どもたちが自分たちで企画を考えて準備した学習発表会があった。この会と体育発表会が学年毎に行われ、この2つだけでも最低限アウトプットの場を設けて貰えたのは、先生たちも保護者と同じような想いがあったという印象。
残念ながら双方向の場づくりまではできておらず、例えば家族にちょっとでも体調を崩している人がいると本人は元気でも登校できないという状況で、オンラインでの授業参加というような解決策は持つことはできていない。

1年前のモヤモヤその2:家事・育児・仕事の課題、それってコロナのせい?

毎週末の家族会議は頻度が減って、適宜話すスタイルになったものの、夫が1年間、自宅中心の勤務体制でやってきて、お互いの話を聞くタイミングや聞いてほしいというリクエストを明確にすることなど習慣化してきた感じがあるのと、家事・育児・仕事をどうやって回していて、どんな時に困るのか、手にとるように状況がわかるので、課題が即座に話し合えて、解決までの時間が短縮されている。
一人一人の気持ちのシェアは意識的にやっていて、新たにワークもやってみた。また、部活をめぐって話し合う機会があり、理解してもらうためには伝えるために頭を整理して、わかりやすく工夫する必要があることや、あなたが考えていることや思っていることを知りたいと伝える機会があり、子どもたちの意識も大きく変わった感触がある。

この1年で新たに出てきたモヤモヤ

一番気になっているのは、あらゆる行事ができずにいること。
例えば、友達とオンラインクリスマス会を開催したり、雑談をオンラインでしたりということはできている。
一方で学校の行事、特に大勢で集まるもの、移動を伴うものは中止の傾向にある。オンライン一辺倒ではなくていいので、もう少し工夫して趣向を変えた形で実現できないか、子供たちと一緒に考えることをしてみてもいいのではないかと思う。
それは、幾度となく自粛の週末を家族で過ごす中で、それぞれがやりたいことを持ち寄って、新たな楽しみを見出して過ごしてきた経験をしたから、なおさら思う。

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