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【充電日記 #28】福岡に別れを告げていく日

充電28日目。
朝早くから、パートナーのお父さんがやってきた。
外は雨。後からお母さんとご親戚もいらっしゃった。
霧で視界が悪く、車を飛ばせなかったとのこと。

お父さんが車へ大きな荷物を運んでいく横で
パートナーはダラダラと荷造りをしたり、PC作業をしている。
お母さんにすみません、あまり終わっていなくて…とこぼすと
いつも引越しは徹夜で、私が荷造りしたり掃除したりしていたと言う。
だからか、と思った。ご両親も70近くで決して若くないのに…。
私にはパートナーの心情も、ご両親のこともあまり理解できなかった。

昼頃一段落。ピザを取り、車座で食べたあとご自宅へ帰ると言う。
トラックやそれぞれの車に、荷物がパンパンに詰められていて
申し訳ない気持ちでいっぱいになった。
帰り際、またこちらへも来てねと言われ別れを告げた。

午後、宅配の集荷で自分の荷物を託す。
荷物は全部で12点。東京までの運賃で2万6千円ほどだった。
もともと5万円の単身引越しプランを利用しようか悩んでいたので
宅配に切り替えて正解だった。得をしたことに満たされた気持ちになる。

福岡で過ごす最後の夜。
またサウナへ行こうと話になり、天拝の湯へ向かう。
向かう途中、パートナーが派手に泣き出し
牛丼屋や寿司屋の駐車場に車を止めたが、落ち着く気配がない。
もうこうして出かけることもないんだと思って…と絞り出すように言う。
仕事なんてどうでも良いから、また一緒に暮らしたいと言われたときは
私も心が少し揺れた。シェアハウスに入ろうかなと言っていたのも
パートナーの中で、疎遠になるかもと引っかかっていたらしい。
一人暮らしにするよと約束した。

こういうときは騒がしい、くら寿司がちょうどいいなと思っていたら
道なりにあったので入店する。赤ん坊がぎゃあぎゃあ泣いていて助かる。
わさびを大量に盛っていたので、わさびで泣いてるふり?と揶揄った。

サウナは珍しく2セットで切り上げた。
思うこと色々があって、汗を流してもあまり落ち着かない。

穏やかな雰囲気で帰宅。コンビニ2軒とサニーをはしごし
プロ野球チップスを3袋も買ってもらった。
大好きなファイターズの万波のスターカードが当たる。
花火のようなホログラムが、ピカピカ光って良い。
葉書を出すと、カードホルダーも届くようだ。大はしゃぎした。

夜、寝落ちだけはしないようにと思っていたが
Youtubeで野球のハイライトを見ながらいつものように寝てしまった。

朝 もちっとしたパン、ドーナツ、コーヒー
昼 ピザ(シーフード、4種のチーズ、テリヤキチキン)、コーラ
夜 くら寿司

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