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JAPAN HOUSE LONDON 展示Report

初めまして。WOWの稲垣と申します。

私は普段、仙台のプロデューサーとして、撮影、先行開発、インスタレーション、学校教育など様々な案件で、東京と仙台を行ったり来たりしています。WOW仙台オフィスでは、東京で感じるスピード感とは違い、ふと立ち止まって大事なことを考えることができるような、ゆったりとした時間が流れているように感じます。

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<仙台オフィスから見える景色>

WOW仙台チームでは地元の協力者とともに、芸能や工芸品といった東北の豊かな郷土文化に敬意を払いながら、オリジナル作品を作ってきました。その中の一つが2017年に生まれた「BAKERU」という作品で、現在も様々なスピンオフプロジェクトが進行しています。(BAKERUについて詳しくはコチラ

そのような中、今回ご縁があり、ジャパンハウスロンドンでWOWの個展の機会をいただきました。今開催中の展覧会で、「WOW: City Lights and Woodland Shade 都市の光、郷の灯 (あかり)」と言うタイトルです。

現地キュレーションチームと展覧会についてディスカッションしていく中でたどり着いたのが、「都市と地方」というテーマでした。

そのテーマに対して、東北と東京に拠点があるWOWならではの答えとして、「POPPO」という東北の郷土玩具をモチーフにした作品群と「Tokyo Light Odyssey」という東京の夜の光景をモチーフにした作品を同時に展示することにしました。

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<写真上:Tokyo Light Odyssey> <写真下:POPPO>

ジャパンハウスがあるロンドンは、東京と同じく様々な場所から人々が集まる大都会で、東京より圧倒的に多様な国籍、アイデンティティの人が住んでいます。

たくさんの人が忙しい都市で刺激的な日々を過ごしながら、幻想的な夜の光のスペクタクルに心を奪われる一方、ふとそれぞれの心にある故郷に思いを馳せる。そのような都市に住む人々の普遍的な感覚に届けば良いなと願い、展覧会を開きました。


これから数回にわたって、書く人を変えながら、現地のレポートをお伝えしてゆきたいと思います。

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<ジャパンハウスロンドン外観>

「WOW: City Lights and Woodland Shade 都市の光、郷の灯」
場所:Japan House London
住所:101-111 Kensington High Street, London W8 5SA
期間:2019年11月21日〜2020年3月22日
時間:10:00-20:00(月〜土)、12:00-18:00(日〜祝)
入場:無料
https://www.w0w.co.jp/news/161

<Writing : Producer / Takuya Inagaki> 
<Photo by JAPAN HOUSE LONDON>

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