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JAPAN HOUSE LONDON 展示Report3

2020年3月22日までJAPAN HOUSE London で開催中の「WOW: City Lights and Woodland Shade 都市の光、郷の灯」を紹介するシリーズ。第3回はタイトルの「City Lights」の部分について紹介します。

「City Lights 都市の光」

こんにちは。NBAオールスター戦の興奮から冷めないWOWの工藤です。普段は仙台オフィスにおり、映像インスタレーションなどのディレクションをしています。今回、私は展示全体のディレクションと「Tokyo Light Odessey(以下TLO)」のプランニングを担当しました。

この作品は、モーショングラフィックスの新たな可能性を問うWOWの社内プロジェクト「Beyond Motion Graphics」から誕生したもので、自分たちの映像作品を360°全天球で見てみたいという純粋な好奇心が動機でした。

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POPPOの「郷の灯(さとのあかり)」対して、この作品は「都市の光」をテーマに東京の様々な風景を浮遊しながら旅するような体験をする作品です。この作品は、2008年にミラノサローネで発表した「Lights and Shadows」の世界観を拡張してみようというアイデアから、発想が広がっていったと記憶しています。

ディレクターが全体の大まかな映像の構成を考えつつ、シーンごとにWOWのクリエイターが分担し制作しています。細かなアニメーションのニュアンスや見せ方など、クリエイターが積極的にアイデアを提案して作り上げているのもこの作品の特徴です。

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展示について

この作品は2016年の文化庁メディア芸術祭20周年企画展で展示したのが初。その時は直径6メートルのドーム型スクリーンに投影して展示しました。今回の会場は高さに制限があり、ドームスクリーンを設置することが出来なかったため、会場のスケールに合わせて展示方法を変える必要がありました。

最初のプランでは、小型ドームを複数設置する案などいくつかアイデアが出ましたが、最終的に決まったのがこのワイングラス状のパノラマスクリーン。TLOの世界に没入出来るような全方位を包み込むような形状。さらに入口を狭くする事で、TLOの世界が徐々に広がっていき、より作品のインパクトと没入感を高めるのが狙いです。

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日本で仮組を行い、設計図を現地施工スタッフに送りスクリーンを制作してもらいました。現地スタッフがとても優秀で、想定通りのスクリーン、空間に仕上がりました。プロジェクターは6台使っていて、スクリーンとの距離もそれぞれ違う為、プロジェクターの投影、ブレンディングはかなりテクニカルなものでした。映像が全方位に広がっていて、思い思いの場所で眺めることができます。もちろんオススメの場所は正面。画面奥から街やビルの光など様々なモチーフが迫ってきては、スクリーン後方へ流れていきます。この没入感是非体験してほしいです。

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現地にいる間、何度も「Amazing!」とありがたいお言葉をたくさん頂きました。この一言で全ての苦労が報われます。改めてTLO制作チームジャパンハウス ロンドンスタッフの皆さまお疲れ様でした!

展示は3月22日まで続きます。ロンドンに行く機会のある方、是非お立ち寄り頂き、私たちの作品を見て頂きたいです。

「WOW: City Lights and Woodland Shade 都市の光、郷の灯」
場所:Japan House London
住所:101-111 Kensington High Street, London W8 5SA
期間:2019年11月21日〜2020年3月22日
時間:10:00-20:00(月〜土)、12:00-18:00(日〜祝)
入場:無料
https://www.w0w.co.jp/news/161

<Writing : Art Director / Kaoru Kudo>

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東京・仙台・ロンドン・サンフランシスコに拠点を置く、ビジュアルデザインスタジオ・WOW。 スタディやフィールドワーク・インタビュー・展覧会のレビュー・イベントの速報・実験的なプラットフォーム「wowlab」の記事などをお届けします。 https://www.w0w.co.jp/

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