見出し画像

とことん周囲を頼って、その分全力の感謝とお返しをする~ママになった若手管理職が、自分を犠牲にしないで挑戦し続けるための心得とは?~

現在CyberZでは、約22%(※)の社員が子育てをしながら日々の業務に励んでいます。会社の成長と共に社員のライフステージも変化する中で、CyberZでは変化に柔軟に、制度の拡充や環境の整備に取り組んでまいりました。

本記事では、子育てをしながら広告代理店事業部でマネージャーとして働く岩上さんに、入社1年目の湯浅さんがインタビューを実施。
広告代理事業で、子育てをしながら働く女性管理職の仕事への向き合い方について、若手女性社員の目線で気になることを質問してみました。

(※2023年12月時点)


▼登場社員プロフィール▼

岩上 友香
2019年にサイバーエージェントに新卒入社。同年にCyberZに配属され、広告代理店事業部にて営業として国内ゲーム案件を担当。2021年に同社クリエイティブ局に異動し、現在はクリエイティブディレクター兼マネージャーとしてチームを束ねる。育児をしながら働く一児のママ。


湯浅 はな乃
2023年にサイバーエージェントに新卒入社し、同年にCyberZに配属。広告代理店事業部にて、国内ゲーム案件を担当する他、英語力を活かして海外案件も担当。

ー湯浅
岩上さんはお子さんの送り迎えなどもある中でフルタイムで働いていると思いますが、まず始めに岩上さんの日々の業務と、どのようなスケジュールで働いているのかを簡単に教えていただけますか?

ー岩上
CyberZ広告代理店事業部の、クリエイティブディレクター局にてマネージャーをしています。日々の業務は、クリエイティブディレクターとして新しいクリエイティブのアイデアを考えたり、既存クリエイティブの結果分析をして次にどういうものを作れば効果が出せるのかという戦略をたてたりする業務がメインとなっています。それを構成に落として担当デザイナーに制作を依頼をし、上がってきたクリエイティブのチェックバックまでをおこなっています。
また、マネージャーとしては、チームの目標設計からミッションの考案、メンバーがより働きやすくなるための環境整備などもおこなっています。マネージャー会議やボード会議に出席して、組織の重要なミッションについての推進・報告などもしています。

スケジュールに関しては、CyberZは通常10時~19時が所定労働時間になっていますが、子どものお迎えの時間を考慮して2時間前倒しで勤務をしています。フルタイム勤務を選択しているので残業が発生する日ももちろんありますが、17時には一度退社して子どものお迎えに行き、ご飯の支度、お風呂、寝かしつけまで済ませてから残タスク対応をするようなスケジュールで動いています。

ー湯浅
朝8時から働いて、寝かしつけまで終わらせてから残タスク対応ってとてもハードな1日な気がするのですが…子育てと仕事を両立する上で、毎日のモチベーションって何ですか?

ー岩上
お客様のサービスの成長を願って一生懸命考え抜いたクリエイティブで、良い広告効果を生み出せた時はとても嬉しいですし、頑張ってよかったなと思える瞬間でもあるので、それは自分の中で大きなモチベーションとなっています。
また、マネージャーとしてチームメンバーと仕事することもモチベーションになっています。みんなで難しい提案を乗り越えたり、チームメンバーが表彰されたりするのも本当に嬉しくて、もっともっとみんなと一緒にいろんな喜びを分かち合いたい!と思って日々業務に取り組んでいます。

ー湯浅
プレイヤーとマネージャー両方の立場でそれぞれやりがいを見出していて、両方がモチベーションに繋がっているんですね。勤務時間が周りとずれているというお話もありましたが、チームで働く中でタスク管理や時間配分など心がけていることはありますか?

ー岩上
周囲の人と対面で話せる時間が貴重なので、会社にいる間はチームメンバーや上長など、誰かとの対話に時間を割けるよう意識しています。メンバーにもミーティングを入れる場合はなるべく17時までに入れてもらうようにお願いしていて、周囲の理解や協力はとてもありがたいなと感じています。
また、ディレクターという業務の特性上、広告効果の数字分析や、クリエイティブの構成案を考えるなど、1人でじっくりクリエイティブと向き合う時間はとても大切です。マネジメント業務に関しても、チームの目標設計に時間を割いたり、施策の推進を考えたり、何かと「集中タイム」が多いので、そういった仕事はみんなが出社する前(朝)にこなすようにしています。1人でできる仕事は1人の時間に回すという優先度付けを意識していますね。

ー湯浅
周囲の理解と優先度付け、とても大切ですね。今お話頂いたことの他にも、仕事に向き合う上で出産をきっかけにご自身が変わったことや、周囲が変わったなと思うことはありますか?

ー岩上
やはり自分の時間と呼べる時間が少なくはなったので、限られた時間の中で計画的にスケジュールを立てるようにはなりました。もともと仕事が大好きで、子供が産まれるまでは時間を気にせず好きなだけ仕事することができていたんですが、今はどうしても時間的な制約が出てきてしまうので、些細なタスクでも時間を決めて実行する癖がつきました。
周囲の変化は正直あまりないです!もちろん先ほどお話したように、協力してもらっている部分は多々ありますが、いい意味でみなさん変わらず接してくれているように感じています。ママになったからと言って、フルタイムで働く一社員であることに変わりはないですし、子どもを言い訳にせず与えられた役割はしっかり果たす必要があると思っているので、復帰後も変わらずマネージャーを任せてもらえて、頼ってもらえることが私としてはとても嬉しいです。

ー湯浅
勤務時間などの理解や協力がありつつも、必要以上に気を遣わず、変わらず迎え入れてくれる組織、素敵ですね。
私はまだ入社1年目で、自分が子どもを産んでからのことなどをあまり想像できずにいるんですが、女性が働く上で、キャリア目線で考えておくべきことは何かありますか?

ー岩上
結婚や出産などのライフステージの変化については、いろいろな選択があって必ず誰もが同じように経験するものではないと思うので、その後のキャリアについても実感が湧かないうちに無理やりプランを立てる必要はないのかなと思います。いつか自分も経験するかもな...という目線で、どういう働き方・キャリアがあるのかということを情報収集しておくくらいで良いのではないでしょうか。
そこに強い意思があれば、全力で応援・協力してくれるいい環境は整っているので、為せば成るという感じで(笑)、あまり将来のことを深刻に捉えすぎず、今やりたいことに対して全力投球で動いていくのがいいのかなと思います。

ー湯浅
そのように言っていただいて少し安心しました!
私が考える理想のキャリアは、自分が心から頑張りたいと思うことにフルベットでチャレンジできる状態に居続けられることです。
これから先、環境やミッションの変化がたくさんあると思いますが、どの現場でも、どんなライフステージにあっても、とにかく全力疾走できる自分でいたいですし、案件やチームと一緒に成長し続けられる人間でいたいと思いるので、この軸だけはぶらさずに為せば成る精神でこれからも走って行きたいと思います。

岩上さんは子育てをしながらキャリアを構築していくうえで、ご自身の中でこれだけは譲らないと決めていることはありますか?

ー岩上
家族との時間を大切にしながらも、絶対に「自分を犠牲にしない」ということは意識しています。ママだからこうしなきゃといった考えに縛られずに、やりたいことはなんでもチャレンジするぞ、という精神でいます。ただし、挑戦には負荷が付きものなので、プライベートでも仕事でも周囲の協力が不可欠だと感じています。自分1人で頑張ろうとするのではなく、とことん周囲を頼りますし、その分とことん感謝することを大切にしています。
感謝というのは、言葉で伝えることはもちろんですが、自分が何か力になれることやタイミングがあった際には全力でコミットメントしてお返しする、ということを常に考えています。してもらうばかりではなく、困った時はお互い様、と言える状態にしておくのがお互い気持ちがいいと思うので。

ー湯浅
子育てしながら働くだけでも大変なイメージがありますが、チャレンジし続けるママってすごくかっこいいですね。
子どもがいるかどうかということはもちろん、男女の差やバックグランドに関係なく挑戦を応援するCyberZのカルチャーは、私もこの1年で肌で感じることができました。
働く中で男女の差を感じるシーンがほぼないんですよね。私は配属先を選ぶ際、「人」という軸でCyberZを選んだのですが、CyberZで働く人は相手へのリスペクトを欠かさず、フラットにチームや業務に向き合っているイメージが強いです。性別だけではなくて、職歴なども超えて、“人と人”という視点で全力で向き合ってくださる方が多いと感じています。 
多様性、という観点でいえば、良い意味で1人1人が尖っているからこそお互いの強みを生かして最高のアウトプットを出そう、というのも私が好きなCyberZの文化の1つです。

ー岩上
サイバーエージェントグループには本当にたくさんの子会社・部署があって、中にはやっている事業や分野が近しいものもある中で、CyberZを配属先に選んできてくれる新卒たちからは「人」とか「挑戦」とか「裁量」というキーワードをよく聞きますよね。
若手のうちから果敢に挑戦をしたり、裁量を任されたりすることって、すごく大きな成長に繋がると同時にやはり大きな負荷がかかるので、そこで「人」の力が支えとして大切になってくると思っていて、そこのバランスがCyberZはいいんだと思います。バランスが取れているからこそ、ある程度の年次を重ねたり、ライフステージが変わったりしても、成長することに貪欲に挑戦し続けられるんじゃないかなと感じます。

ー湯浅
確かに若手のうちはみんな鼻息荒く、何か大きいことを成し遂げてやる!と思っている人は多いと思いますが、中堅やベテランになっても同じような意気込みを持ち続けられる環境というのがとても魅力的ですね。
もちろんどちらがいい悪いという話ではないですが、ママになったら時短で働くとか、バックオフィスで働くというイメージをこれまで強く持っていましたが、岩上さんのように広告代理事業部で、マネージャーとしてフルタイムで働いているのお話を伺うと、そういう選択肢もあるんだなと視野が広がった感じがします。

貴重なお話を聞かせていただき、ありがとうございました!

▼関連記事はこちら


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?