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呪われた女18

                          立川 M 生桃

たけのこ婆は、修行をやめていた。修行をしてもしなくても何も変わらなかった。

それどころか、ある職員が反抗的になってしまい。

そらから、何故か?   たけのこ婆は、仕事でミスをする様になった。

たけのこ婆がミスをしたのではなく、ある老人が転倒して、それが元で亡くなってしまった。

その責任を全てたけのこ婆が悪いと、その職員が皆んなと話していた。

転倒事故の時に、たけのこ婆に連絡がなかった。しかし、その職員は連絡をしたが、たけのこ婆が何処にも居なかった。そう言って責めたのだった。

たけのこ婆は、その事故の夜。確かに家に居た。

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しかし、その職員が他の職員と家に居なかった。何処を探しても居なかった。そう言って、たけのこ婆の責任に全てなってしまった。

その亡くなった老人は、村の長者の老人であった。

そこの長者の家族が、今までの寄付のお金を返せと、たけのこ婆を責め立てたのだ。

たけのこ婆は、途方に暮れてしまった。

悩んでいると、そこへ天狗が般若湯を欲しいとやって来た。

おい。たけのこ婆、何をそんなに落ち込んでおるのじゃ。

いい所に来なさった。天狗どん。どうしたらいいのか?

わたしやぁ。途方にくれてるよ。そう言って出来事を話した。

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すると、天狗がお前。何故?  修行を途中でやめてしまったのか?そう言って若い女の所へ連れて行ってくれる事になった。

しかし。たけのこ婆の心は、暗かった。修行した所で何も変わらない。それどころか、孤独に独りぼっちになってしまって、何をやっても良い方に進みゃあしない。

そう思って悲しくなっていたからだった。



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