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稼ぎたいクリエイターへ捧ぐ 【購読版 ヲタきちレッスン vol.01】

最初に

「私に相談したい人なんているのかな」
コロナで仕事が激減した頃に思い付きで始めた1時間 3,000円のオンラインによる「ヲタきちレッスン」は、この3年間で100回ほど継続的に求められる副業になりました。それと同時に、他者の人生を垣間見る非常に興味深いサービスでもあります。相談内容は本業である映像に関することから始まり、基本的なお金の話まで様々です。多い時で、週に1回2時間を3~4人お受けしています。

この経験から多くのクリエイターにとって必要な存在は、
気軽に相談できるメンター(指導者/助言者)ではないかと考えるようになりました。喫茶店で軽くお茶をする感覚で真面目な相談がしたいのです。

会社勤めであれば「上司/同僚」ですが、孤独な創作ではそういった存在が居ない場合が多く、また会社所属であるが故に顔見知りに相談出来ないという悩みもあるようです。

今回はその中でも「稼ぎたいクリエイター」と題して、
個人レッスンでよくある質問と回答をQ&A形式で紹介していきます。

なるべく例えを交えて分かりやすく伝わるように紹介したいと思いますが、ライターではないので、読みづらい箇所があることをご容赦ください。
それでは「購読版 ヲタきちレッスン vol.01」はじまります。

筆者自己紹介

合同会社NIN代表 / ヲタきち
大阪で編集アシスタントとして映像業界に入り、東京に上京後は映像制作を主とした「株式会社ナナメ」を共同起業。その後「グリー株式会社」でVTuber事業のプロデューサーを経て、現在はクリエイティブチーム「合同会社NIN」を起業。 主な仕事は、映像に関する企画やクリエイティブディレクション、 デザイン・イラスト・3DCGに関するコンサルタントやアートディレクションなど。趣味はVTuber活動、映画、ゲーム。


※ 全部読まなくても気になる項目だけ読めばOK!

Q1,お金のことを考えるのが苦手です。

A,フリーランスの場合、どれくらい稼ぐのが良いかよく聞かれます。
私は少なくとも年収600〜800万円程度を目指しましょうと案内しますが、これは必ずしも高い目標ではなく非常に現実的であると言えます。 サラリーマンが当たり前に保証される、福利厚生(仕事場所/環境)や社会保障(雇用保険/年金)を考慮すると、日本の平均年収414万円(2023年時点)の1.5倍~2倍を稼いで、やっと同等の暮らしや貯蓄が出来るだろうという大雑把な計算です(ボーナスや退職金が無いこと踏まえると2倍では足りないかもしれません)

また習得するのに時間がかかる特殊技能の業種であることから、年収1000万円前後を夢見るのも良いでしょう。 しかし一部の方々にとってはそんなの無理難題と疑われる事があります。

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