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【続報】小林製薬の紅麹サプリによる腎機能障害の問題

小林製薬の紅麹問題。

ベニコウジカビが抗コレステロール作用があり、ベニコウジカビの一部菌株が産生するシトリニンが腎毒性があるのは私は知っていた。

小林製薬はベニコウジカビのゲノム解析を行なっており、カビ毒素のシトリニンを産生しない菌株を用いて紅麹のサプリメントを製造販売していた。

一つ疑われるのは製造過程において菌株のコンタミネーションが発生して、シトリニンがサプリに混入した。

で終わるかと思ったら、腎毒性物質のプベルル酸が原因ではないか疑惑。
私はプベルル酸なんて知らなかった。何それ?

予防医療的に高コレステロール血症の予防に高コレステロール治療薬は不向き。糖尿病予防に糖尿病治療薬を用いるのとは違う。遺伝性の家族性高コレステロール血症があるし、副作用の問題が糖尿病予防目的の糖尿病治療薬とは異なる。

紅麹サプリメントで腎障害を起こした患者は気の毒であるが、こうやってトライ&エラーある症例で世界の医学が発展してきた。ゼロリスクはあり得ない発想に基づく正しい医学。

日本の医師中心による絶対に失敗しないブラウディングにより、医療ミスが隠蔽されているのは事実。

今回の小林製薬事件を基に、日本の医学が発展すること。また着色料としての紅麹が風評被害に遭わない事を祈ります。

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