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とろたく見つけると買っちゃう

とろたくをスーパーとかで見つけるとつい買っちゃう。

だいたいそれだけで栄養素的に飯として成立しないからオヤツとして買っていることが多いのだが、なんか、見かけると食べたくなっちゃう。

とろたく。そもそも皆さんはご存知ですか?とろたくを。
いや、まあ、知らん人の方が少ないと思うしよしんば写真が表示されてるからなんなのかはわかると思うんだけども、所謂ネギトロと刻んだたくあんが巻かれてる海苔巻きのことです。

俺はこれメチャ大好き。超美味い。
ネギトロのとろっとした脂の旨みとコリッとしたたくあんが交互にきて脳が馬鹿になってしまう。(あと大まかには甘い味なので好き)
あれはもうサウナの交互浴(俺は100%水風呂で風邪をひく虚弱体質なのであれはやらないけど)の寿司版だ。食うとキマる。

だいたい名前が良い。
「ネギトロ」と「たくあん」を並べると、わりとどっちの語も硬質な音の後に軟質な音がきていることに気づく。

……本当にそうか?「ネギ」はそんなに硬質じゃない気もするな。でも「ギ」が入ってるから怪獣みたいだな。

とろたくの名前の話に戻すと、とろ+たくになってるのがなんか、実際の食感の軟硬とリンクしてる気がしてて好きだ。
これが「ねぎあん」だったらだいぶ別の食い物っぽい響きになるし。

で、さっき上のくだりを書くにあたってネギトロとたくあんの語源について調べたら、ネギトロの「ネギ」は野菜のネギじゃないし、あまつさえ「トロ」もマグロのトロからじゃないらしくてくそびっくりした。

マグロの中落ちの骨の周りからゴリゴリ身を削ぎ取るのを「ねぎ取る」っつってそれが変化して「ネギトロ」になったらしい。マジでか。ずっと騙されていた。この俺を騙しやがって。

たくあんの方は諸説あるらしい。
沢庵和尚が作ったからっていう説は知ってたけど他のは初めて見た。興味があったら調べてください。

そうなるととろたくというネーミングはそもそもの二つの語源を完全に無視していることになる。(無視していない場合は和尚の中落ちが出来上がってしまう)(?)

こういう語の成立というか、そういうのをダラダラ見るのも好きだ。たのしい。

唐突だが今は夜の22時半だが、俺は急に野菜スープを作り始めている。
とろたくだけを食っても栄養素的に飯として完結しないので、食った後にケアするものを作成しているのだ。

でもさっき煮てる間に暇すぎてチーズケーキ食べちゃった。お腹いっぱい。
何もかも終わり。この記事も終わりです。

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